第4話 一体これはなんなんだ

 まったくわけがわからないな。


 まあとりあえず俺はスマホをなくしたくないので、今日は学校を休むことにした。


 まずは、俺が今どういう状況なのかを調べてみよう。

幸い、俺にはネットという武器がある。

ググるのが手っ取り早いだろうな。


 俺は、検索欄に「リセマラ リアル」と打ってみた。


 駄目だな。

ゲームの攻略しか出てこない。


 他にもいろいろと検索してみたが結果は同じ。

攻略サイトばっかりで欲しい情報はでてこない。

 しかも、俺なら鼻で笑うような内容のものばかりだ。


 積んでるな....。


 じゃあとりあえず今までの状況をまとめてみよう。


・俺の頭の中が真っ白になったときに、その日の朝起きた時間に戻っている。

 まるで夢だったみたいに。

・だけど、記憶だけははっきりしている。

・まるで「リセマラ」みたいだ。


 俺はここまでをメモ帳に書いて、ペンを止めた。


 はっきりいうと、いやはっきりいわなくてもだが、

わけがわからない。


 だけど実際これは俺のまわりで起こっていることだし、信じざるを得ないだろう。


 ..........。


 俺はこれ以上は時間の無駄だと思ったので、あのゲームをやることにした。


 しかし、リセマラし終わったゲームというのはつまらないものだ。

 なにもやることがないな。

 リセマラは、している間が一番面白くて、当たってしまえばそこで終わりなのだ。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る