アザトの設計図的な何か

 こっちでは主にアザトの人格、それと精神攻撃系の方なら負け筋の参考資料として、アザトという15歳の若造にどういう『過去の設定』があるのかをなるべく簡潔にまとめておきます。


 幼少期:父母と双子の姉に囲まれて幸せでしたとさ。


 小学6年生に上がってすぐ位:実の姉に告白され交際開始(おい!)。ちなみに親の目を盗んで近親相姦やらかすレベルで交際(おいってば!)。このことに罪の意識は微塵もない(こら!)。まあ、当人同士が愛し合ってたんだから仕方ないねw


 小6の夏休み前:姉が現実改変の能力に覚醒。そのことに気付いた姉が無意識に能力を行使し『アザトが弟ではない(引け目なく恋人になれる)世界』に作り替えようとしている自分に気付く。(姉弟でない2人がそのままの自分達と言えるのかという問題から、能力使用に躊躇している段階)


 小6の夏休み:しばらく苦悩していた姉がアザトに殺してくれと懇願(能力を使わないため死を選んだ)。アザトは泣きながらもこれに応え、姉を殺害。(ちなみにこの件でアザト本人を除き、誰一人としてアザトを怨んでなどいない。近親相姦の件はばれていて、禁忌を犯すほど愛し合っている二人が本気で出した結論という意味で、あれは姉の自殺という認識をアザト以外がしている)


 中学3年間:アザトは姉を殺したことで保護観察処分を受け少年院に。通常殺人のような重い罪でも2年程度らしいがアザトはあろうことか処分期間の延長を嘆願(姉を自分から、そして家族から奪った男が2年程度の再教育のみで許されるのは納得いかないという理由)。院長がこれを独断で許可したため3年まで期間が延長された。以後の嘆願は却下され、アザトは3年で出所。


 出所後すぐ:3年の間に両親は息子を高校まではせめて行かせてやりたいと色々な学校に事情を説明し陳情、鉄窓学園から編入試験を受けていいと言われ、出所すぐのアザトはその試験を受けることで入学を許可される。この時点で、『両親が自分を憎み軽蔑し怨んでくれない』ことを知ったアザトはより自分自身への断罪意識を強める(一ノ瀬アザトという極悪人を怨み憎み軽蔑し断罪できるのは一ノ瀬アザトのみという妄想)。


 高校入学:ストーリー開始、と思いきや異世界にぶっ飛ばされ元の世界に戻るため大会に参戦。負ければ帰れると知り既に戦意がない。が、守護霊と化した姉がケツひっぱたいて戦わせることだろう。何と言っても、アザトは自分が殺した人には絶対頭が上がらないからね。

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