第4話 海戦ゲーム


女勇者「ぐぬ……ぐぬぬぬ……!」


魔法使い「女勇者さーん、まだー?」


女勇者「う、ぐ……え、Aの3……!」


魔法使い「あ、そこ渦潮」


女勇者「なにぃ!」


魔法使い「じゃあ私の番ね。Dの5」


女勇者「み、水しぶき…」


魔法使い「じゃあCの5だ。はい私の勝ちー」


女勇者「だああああ! 大体、なぜ貴様らは紙とペン無しでこれができるのだーっ!」


魔法使い「このパーティー、女勇者さん以外はみんな天才だからねー。目隠しチェスだってみんなできるよー? むしろ、え? なんでできないの? って感じ」


女勇者「ぐぬぅ……っ」


魔法使い「はっはっはー。普段いっぱいイタズラされてる分、こういう場面ではトコトン仕返ししちゃうもんねー!」






参謀「……ああいう態度が普段のイタズラに繋がっているって、なんで魔法使いさんは気付かないのでしょう」


戦士「馬鹿と天才は紙一重……か」



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