第44話 中編小説―手軽に読むには程良い長さかもしれない

スランプに陥っていたが、ようやく中編小説1編を書き上げた。1年ほど執筆を離れていたので、感覚を取り戻すのに思った以上に時間がかかった。


しばらく書いていないとストーリーと文章が思い浮かばない。出来上がった作品を読み返してみると、以前に書いた小説の一部をパクっている個所が散見される。もうネタというか発想がつきかけているようだ。


あまり字数を意識しないで書いていたら約6万7千字になった。今まで書いた小説のほとんどがこれくらいの長さになっている。


書籍化を目指したコンテストに応募するには10万字が必要だけど、結構大変なのが書いてみて分かった。冗長にならないように書くには相当なパワーが必要だ。書きたいときに書きたいものをテーマを絞って書くと大体6万字くらいに落ち着いてしまう。


今まで書いた22作品(裏ストーリーを含む)のうち、6万字未満が5作品、6万字が10作品、7~10万字未満が5作品、10万字以上が2作品と、6万字が約半数となっている。


なお、「カクヨム」では、短編は20,000文字以下、中編は20,000文字~80,000文字、長編は80,000文字からとなっている。22作品中、短編1作品、中編17作品、長編4作品で、中編が77%を占めている。


自分の小説を時々読み返しているが、6万字だと読むのに大体2時間くらいかかる。映画やドラマも2時間くらいの作品が多いことから考えると、起承転結があって2時間というのは読みやく纏まった時間なのかもしれない。


書籍化には10万字が必要だと思うけど、気軽に読もうとすると10万字の小説は少し長すぎる。2時間くらいで読める6万字程度の作品が投稿サイトでは丁度よい長さのような気がする。まあ、これは10万字の作品が容易に書けないライターの負け惜しみかもしれない。

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