第14話 WEB小説に広告を!書籍化はそんなに重要か?

小説を書いて自分の生きた証を残しておきたいと考えていたが、それには自費出版、あるいは出版社へ売り込む、新人賞に応募するなど、それくらいしか思いつかなかった。投稿サイトがあることが分かって、非常に感激したのを覚えている。これですべてOKではないかと!


私はHP、Blog、YouTube、Twitter、Facebookも経験済み。YouTubeには動画だけでなく、音楽もUpされているし、小説もUpされている。一時、この小説に夢中になったことがあった。文字だけが流れるタイプの動画で、投稿者はもちろん匿名だから、素人さんか、プロか分からないけど、内容にいままでにない新鮮味があった。時間は短いものから、20分、40分くらい長いものまで様々だった。もちろん、広告がついている。ただ、自分のHPやBlogに小説を掲載しても、広く一般に読んでもらうことは難しい。


投稿サイトというものがあることが分かって、検索してみると、いくつか見つかった。それらの特徴を比較解説したサイトも見つかった。敷居が低そうな初心者向きサイトは「カクヨム」と「小説家になろう」だった。両者ともに重複投稿が認められているので、この2サイトに同時投稿することにした。


近年、書籍として出版された作品が、電子出版されて、ネットでそれを購入して、タブレットやPCで読むのが段々と普及してきた。ただ、電車の中で音楽を聴いている人はよくみかけるけど、タブレットで小説を読んでいる人を見ることはまれだ。


「カクヨム」ではコンテストが定期的に行われており、ここにはネットに投稿された人気のあるWEB小説が書籍化されて販売されるしくみがある。まるで現代のITの方向とは逆の動きがある。小説ではまだまだというところなのだろうか?


確かに自身の小説が書籍化されるとすれば、これはいうまでもなく喜ばしいことで名誉なことだ。でも、WEB投稿で本来の目的はすでに達せられている。書籍化で更に多くの人に読んでもらえることになるだけだ。投稿することで電子図書館の蔵書になったことが重要に思える。しかも、すでに何人かの人に読んでもらえている。これで目的の90%以上が達せられている。自費出版しかなかった時代を考えると、なんと容易に目的が達せられるようになったことか!


時代は紙ベースからネット上の電子べースに移りつつあり、新聞、週刊誌、書籍の発行部数の低下トレンドは変えようもない。テレビからもネットの生配信やYouTubeへ視聴者が移りつつある。良しにつけ悪しきにつけこのトレンドは止めようもないだろう。


もしも投稿サイトに投稿した作品に広告が貼付されて、作者に広告収入が得られるようになったならば、書籍化は意味のないものになってしまうに違いない。また、プロ、アマにかかわらず、投稿サイトへの投稿数も増えるのではないだろうか? YouTuber が新しい職業として認められつつあるように、WEB小説家もまた認められていくのではないだろうか?


追記(2019.2.27)アルファポリスが2019年1月1日からこのサービスを始めました。https://www.alphapolis.co.jp/campaign/1901/incentive


追記(2019.4.2)カクヨムが2019年秋からこのサービスをはじめるとのアナウンスがありました。

https://kakuyomu.jp/info/entry/kakuyomu_mid-term_plan

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