第4話 父の正体〜いまだに信じられません〜

「進路先が異世界とかなめてんのか!こら!」

母がぶち切れている。

「高校行って大学行っていい会社入れ!」


「いい会社入って人間関係築けなくて心すり減らして、あと普通に世の中不景気で40半ばでクビになるんでしょ!」

「重い単語の羅列だな!」

「まあまあまあ、母さんもたおるも落ち着いて」

奥から父がのっそりとやってきた。

「父さん」

「あなた...」

「たおる、異世界に行ってなにをしたいんだい?」

「美少女勇者になって自分のおっぱい揉みたい!!」

「アホっぽい回答だな」



つづく

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