第2話 スペシャルな家族会議

グラノーラ舞美先生は僕をののしった

一億総クレーマーのこの時代、

現役の教師が生徒の心を全損させるほど罵りの言葉を浴びせるなんて....

舞美先生...

僕は先生のそういうところが好きだ!!


そんなことはどうでもいい。

とにかく舞美先生は「親御と相談してこい」と進路相談用紙を床に落としてヒールでぐちゃぐちゃに踏みつぶしたのだ。

僕は「なんでそんな、そんなひどいことを...」と言いながら隠せない笑顔で破片をかき集めた。

先生は「あ゛〜ん゛?」と言葉に濁点をつけて僕を圧迫した。

僕は正直濁点待ちだった。

好きなのだ。先生の濁点が。


こうして僕はビリビリに破けた進路相談票を抱え、

鬼と虎と邪神が待つ我が家へ向かった...



つづく

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《character.2》


グラノーラ舞美...たおるの担任教師。25歳の女性。おっぱいが大きい。怒ると言葉遣いが濁点仕様になる。ヒールを使った攻撃には定評がある。独身。彼氏なし。泣きながら酒に溺れがち。

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