第15話 声、Huge、「ちゅ」
あずさは優美の美貌への嫉妬心で、狂い叫びたかった。そこであずさは狂い叫ぶため、一番近くの無人島で叫んでも誰にも聞こえない島を探した。そして船でそこへ一人旅立った。午前11時に着いて午後の1時まで断続的に激しく、ただし喉をつぶさない程度に、狂い叫んだ。その一部はこうだ。
「うおー、うおー、うおー、かぁー、ぺっ」
「優美が私より美貌を皆に見せてる。うおぉー」
「ちゅちゅちゅちゅ苦しい苦しい苦しい」
「なんで、なんで、なんで、なんでかー」
それからあずさは1時に持参してきたお弁当を食べ、無人島を一人後にした。(終わり)
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