蝶々の旅

八十の衢ひらひらと

道を失った蝶々は

甘い匂いのする方へ

ゆらりゆらりと飛んでいく


やあ、ごきげんいかが?

そちらは大きな河がある

橋は境界

端は雲海

渡ればすぐに

極楽の蓮が見えるよ


甘い蜜を飲んだ蝶々は

満足そうに羽を休める

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