ヒヤリハットのその先に - その他★14

発生日時:○月×日 深夜

場所  :お屋敷西側の塀より

状況  :西側の塀を乗り越えて侵入した賊が、主人の寝室の前まで侵入した。

     賊の侵入に気付いた兵士が追いかけたが、追いつけなかった。

     主人の寝室を守っていた傭兵により、賊は取り押さえられた。

原因  :塀を乗り越えてくるという発想が無かった。

     侵入を許した後、主人の部屋の前まで行く手を阻む物が無かった。

対策  :門番だけで無く、見回り番を配置する。

     侵入されても追いつけるよう、夜間は途中の扉に全てに鍵をかける。


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発生日時:○月△日 深夜

場所  :裏口より

状況  :正門の方から賊の侵入を訴える声があり、一斉に駆けつけた。

     手薄になった裏口より、賊が侵入した。

     主人の寝室を守っていた傭兵により、賊は取り押さえられた。

原因  :事実確認がおろそかな状況で持ち場を離れた。

対策  :応援に駆けつけるのは内詰めの担当部隊のみとする。

     指示が無い限り持ち場を離れない。

     各担当人数を増やす。


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発生日時:○月□日 深夜

場所  :隠し通路より

状況  :いざという時に主人とその家族を逃がす為の隠し通路から賊が侵入した。

     見回りの兵士が賊を発見し、取り押さえた。

原因  :隠し通路の存在がばれていた。

     隠し通路からは障害無く屋敷に侵入することができた。

対策  :隠し通路の出口と屋敷からの入口に鍵をかけ、侵入できないようにする。

     間違った隠し通路の地図を用意し、侵入を困難にする。

     見回りを強化する。


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発生日時:○月※日 深夜

場所  :屋敷

状況  :賊により放火され、主人を焼死させてしまうところだった。

原因  :放火の事実を知ったが、兵は持ち場から離れることができないため、

     使用人頭が主人の救出に向かった。一人で行動するしか無かった。

     主人の部屋に向かう途中、多数の扉の鍵の解錠に手間取り、

     寝室へ駆けつけるのが遅くなった。

     隠し通路へ案内したものの、入り口の解錠に手間取った。

     また、地図が多くあり出口へ辿り着くのに手間取った。

     隠し通路の出口にも鍵が掛かっており、殿をつとめる使用人頭が

     到着するまで、外に出ることができなかった。

背景  :これまでのヒヤリハットにより、賊の侵入を防ぐ対策ばかりが

     とられており、逃げる場合の想定がなされていなかった。

     これまでの対策で兵への負担が増えており、余力が無かった。

対策  :賊に侵入させないこと、侵入されても目的を果たさせないこと、

     いざというときに安全に主人を逃がすことを全て考慮して行う。

     具体的な対策については、これから検討会議にて。

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