妖精さんの場合
※マラルメの詩、イメージは白。
そが指のすき間より降らせつつ消え行きし
(ステファヌ・マラルメ「幽霊」、堀口大学訳詩集『月下の一群』より)
※これに登場する邪妖精のイメージでどうだろう?
下半身が大蜘蛛になっているのに気づいた。
いろいろと取り込んじゃったから、形態の制御がうまくいかないな。
「そういえば、蜘蛛の雌って交尾した配偶者を食べるんだけ。あなたとはいっぱい交尾したものね」
「ねえ、あそこがいいんじゃないかしら」
虫の魔物の巣窟な迷宮をみつけた。最深部にいる
> 「吸血」「捕食」「融合」が統合されます。
> 闇魔法である「吸収」になりました。
>
主だった邪妖精は糸に絡められて、おしっこを漏らしながら、泣き喚いて命乞いしている。人形のような白い肌で、黒と紫の羽根とバレエの
彼女と側近の虫達は美味しくいただこう。生き餌になってくれる他の虫がたくさんいるから保存食とかはいらない。
(自作『転生した私は全裸でゴブリンのお手つきになっていた』より)
君が生まれたとき、12人の妖精がお祝いに招待された。
僕は邪妖精だったからのけ者にされ、悔しくて悔しくてびしょ濡れになるほど泣いた。
君はとても綺麗な子なので、妖精達は一目で好きになって、一人ずつ贈り物をしたんだ。
彼女らは君を笑みを奪い合って互いに争ったせいで羽根がぼろぼろになちゃった。
僕はこっそりと一人ずつ殺してって、美味しく魔法の力をいただいた。だから、今は人間の女の子とおんなじくらいの大きさになれるよ。
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