応援コメント

第1話」への応援コメント


  • 編集済

    良作です。余所でもちらっと言いましたが、冒頭から終わりまでずっと息が詰まるような緊張感をもって読んでいました。それも、冒頭では望まぬ信仰を母に強いられる少女の、身内と世間の板挟みに対する苦痛に共感するかたちだったものが、徐々に親切な級友への狂信に走る姿に対する不安と話が通じなくなっていく恐怖にシフトチェンジしていく様子が絶妙でした。

    瑣末事ですが、

    ・助詞が怪しいところがいくつかあった
    ・「鮖蛙」にルビが欲しい(そしてネットで調べたところ「河鹿蛙」の方が適切?)
    ・武道の授業シーンで、不良少女の長い台詞に改行が多く少し読みづらかった
    ・あくまで信仰だから……ガールズラブとは違うような………?(個人的所感)
    ・「Blood Bag」というタイトルについて、結局対象は違えど聖も信仰にのめり込んでしまったので、親の血を正しく受け継いでいるように感じられ、バグという印象は受けなかった

    以上の点は少し気になりました。(全体の完成度が高いのでスルーできるレベルですが!)

    この作品に出会えて良かったです。最後まで面白かった…ありがとうございました。

    作者からの返信

     この度はご高覧、並びに大変丁寧なご感想をありがとうございます。
     主人公の聖の精神状態の枷の外し方は執筆にあたって一番気を配った部分でしたので、お褒めに与り大変嬉しく思います。
     ご指摘頂いた点ですが、おっしゃる通り鮖蛙は適切な表記ではないので、カジカガエルという片仮名表記に改めることに致しました。
     この作品、体調を崩して入院した時に慣れないスマホで打ったものですので、助詞の使い方など「てにおは」のレベルで怪しい部分も多いでしょうから、折を見て推敲致したいと思っております。
     ガールズラブ、というのは「このタグ嘘だよね!」という身内用のジョークのようなものですので、どうぞご寛恕下さい。
     「Blood Bag」というタイトルについては、執筆当時見た映画「マッド・マックス 怒りのデスロード」のサウンドトラックの一曲目をそのまま使っております。その時は勢いでタイトルをつけてしまいましたが、今では少々不似合いだったかもしれないと私自身反省しております。
     大変多くの貴重なご指摘、ありがとうございました。今後の創作の糧とさせて頂きます。

  • 企画からこんにちは。そーやです。

    この、一節ごとに絞首台の最上段へ向けて一段一段「引きずられていく」感覚たるや……途中でブラウザバックすることもできたろうに、最終的に俺も首を吊ってしまいました。なんでこんなにも恐ろしいのに最後まで読んだの俺……!

    俺の身内も一時期悪い宗教に飲まれてたことがありまして。
    さすがにここまでやべー歪み方はしてませんでしたが、嫌な思い出には変わりないワケで……やっぱ悪い宗教はウンコですね。

    ……それさえなけりゃ聖と友枝がキャッキャウフフするたのしいおはなしだって読めたかもしれないのに!(血走った目で)

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。日常が段々歪んでいく女子高生主人公のホラーを書いてみたくてこうなりました。私も身内に宗教関係のアレな人が出て、作中の宗教描写は日本でも結構な数がいる某教団をモデルにしています。