(拓馬編)
メッセージ2 女友達
親しい女友達からのメールが届いた。
〈拓さん・・・まゆみだよ~(^o^)/お久しぶり!あのね、わたし彼氏出来たんだ。〉
すぐに彼女に返信する。
〈よかったね、いつまでも彼氏を大切にしてね!〉
〈私がいい加減に付き合ってるみたいな言い方じゃない〉
(そうゆう意味で言った訳ではないのが・・・)
〈もちろん大切にするから。私こう見えても尽くすタイプなんだよ・・〉
〈それは僕もよく認めるよ。今度の恋はうまくいくといいね!〉
〈あたりまえじゃない。そうゆう事だから、しばらくは拓さんと遊べないけどね、またいつかカラオケでも行こうね!〉
(それは当分無理そうじゃない?)そう思いながらも少し寂しさを感じた。
〈拓さんは彼女は出来たの?〉
ハートにズキンと来る台詞だ・・・
〈まゆみちゃんといつまでも遊んでいたから、なかなか彼女が出来ないのかもね!〉
ありきたりの皮肉った言葉を返す。
〈そうなの?でも今度こそ私なりの幸せを掴むから応援してよね!私がもし結婚式をする時には勿論きてくれるよね?〉
〈どうしようかな?〉 心で苦笑い・・・
〈駄目なの?拓さんに幸せを分けてあげたいと思ったのにな!それじゃ!拓さんまたね~(*^-^*)〉
彼女はとても面白い子だ・・野球だとどんな球も跳ね返して盛り上げてくれる4番バッターといった所か。名残惜しいけどそろそろ選手交代の時期かもしれない。
もしも彼女が言ったように誰かに幸せを分けて貰えるなら、コップ一杯の幸せでもいいから貰いに行こうか?
まゆみのこれからの人生に幸せの風が吹くように・・・
遊び友達からのメールで、しばらく忘れかけていた自分の幸せを思い出した。それは春風を受け取ったようなあの人との再会・・・
もう一度あの春風のメッセージを追いかけて見よう!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます