ちょっと休憩、そして山梨県へ

近くに宿を見つけた。そこで休憩をすることにする。

チェックインし、部屋に入る。七畳位の和室だ。

寝そべる。


-思えば、一ヶ月前、ふと思い立ったのがきっかけだったな。

この旅が終わってからの仕事はどうしよう。ま、成り行きに任せよう。そもそもこの旅自体がそんなものだし。


あ、と思って財布を見る。


……え?嘘だろ……?

千円しかない。ATMで下ろしてくるか。幸い、この宿にはカウンターの横にATMが有る。此処で十万円下ろす。

残額、九八〇〇円。ブラックだっただけ有る。約十五年間働いて給料が五十五万円とは。恐ろしい。社畜になる所であった。

そのうち金も尽きる。さてどのようにして稼ぐか……。

近くに広告棚が有る。求人とか無いかしらん、と見る。

日払い致します!と書かれた求人を見つける。日給九五〇〇円。まあまあ良い感じ、と思ったら、

所在地:山梨県甲府市

へ?遠っ。

勤めていたのがブラックだったのも有って、会社に敏感になっていた僕は即決出来なかった。取り敢えず、見学にでも行きたい。

後書き

ま、人間、休みも大切ですからね。

感想等頂けるともっと良い小説に出来そうです。

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