4.最後に
いやあ、おもしろかったです。これほど多様などんでん返しを見せていただけるとは! もう至福の一言です。読ませていただいて一番楽しんだのは、主催者であるわたしだったかもしれません。参加してくださったみなさんには、改めてお礼申し上げます。
参加障壁の低い軽量級の企画にしたつもりですが、ノイズ混入防止のバリアをごつくしすぎなければもっとエントリーがあったかもしれません。今後の要改善点として、次に立てる企画に活かしたいと思います。
コンテスト形式ではないので感想では一切ネガティブ評価をしておりませんが、本企画への参加作品群は全て水準以上の好作であったと思います。ただ、どんでん返しのアイデアはいいのに、肉付けや煮詰めが甘くてそれを活かし切れていないという物足りなさをちょこちょこ感じました。
どんでん返しは大技ですから、空振りに終わるとがっかり感がはんぱじゃないんです。でも文字数が限られる短編では、どんでん返しの仕込みに使える文量が限られます。技の難易度としては結構高いんですよ。
どんでん返しそのもののインパクトに依存するのではなく、それを組み込んだ全体像を緻密に設計して文章を研ぐ。それは、どんでん返しをよく使うわたしがいつも自戒していることです。そういう視点も加味して、作品群を改めて再読していただければ幸甚です。
最後に改めて、企画にご参加くださったみなさんと作品群を読んでくださった読者さんにあつくお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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