オーヴァード達の会話録

かおん@【急募】ダイスの女神の倒し方

キャラ紹介※順次追加

※順次追加



月光夜 猛虎【白虎の一撃】

FHレネゲイドビーイングA/フリーター

ピュア:キュマイラ

ライフパス

出自/人類への興味:経験/平凡への憧れ:欲望/支配

覚醒/探求:衝動/加虐

ロイス

羅刹、葉藤木丸 友情/偏愛、同僚 尽力/嫌悪


年齢は覚えていない。

四神の一つである西方を守護する存在「白虎」が人の姿になったものである。中国の歴史をずっと見守ってきたが暴君も入れば人民を尊く思い統治することも出来る人間に興味を持ちいつの頃からか人の姿となって人間達を観察していた。

他の四神達がごく普通の人間達に混じって生活してることに対してほんの少し憧れてはいるが平凡にただ生きるのは面白くないと感じている。だが彼らがそれを望んでいるならばその生活をなるべく守るつもりではいる。

彼自身はUGNの理想(人間とオーヴァードの共存)は甘いと考えている為彼らの元に下るつもりは毛頭ない。そもそも昔は神獣などと崇められていたのに現在の人間たちはそういったものを信じない事に不満を抱いている。自分達の存在を蔑ろにしている一般人を何故守らなければならないのか。という考え故に現在はFHに在住している。

誰かに従うのは不快なためいつの日かFHを支配してやろうと力を求めている。

実はUGNに一人友人がいる。初めは人間を知るためだけに交友を結ぼうとしていたのだがいつの間にか大切な友人となっていた。休みの日などは一緒にカラオケに行ったり映画を見に行ったりする程度には仲がいい。そんな彼を失う事に恐怖している自分に自嘲しているところもある。


「確かに昔は護ろうとか考えてたぜ?でも今の人間達を見ろよ。自分の目に映るものしか信じない。幻獣なんてものは幻想だと決めつけている。なんでそんな奴らを守んなきゃなんねぇの?俺には理解出来ねぇな。」




水原武【水源を制し者】

クロス:オルクス/ノイマン

レネゲイドビーイングB/裏稼業

出自/旧き記憶:経験/殺戮の日々:邂逅/復讐者

覚醒/無知:衝動/飢餓

ロイス

神格、起源種、仲間 同情/憐憫


彼の目が覚めたのは戦場の真ん中。寒い雪空の元人が争ってる姿をぼんやりと見つめていた。戦にて両親を殺されたのかと思った老夫婦に拾われ共に生活していた。彼は幸せだった。彼が人間でないと知っても彼に優しく接していた老夫婦は戦で国に殺された。ならば戦争の原因となる国を滅ぼそう。

彼は戦を起こしている国を見つける度にそこにいる人間を殺していた。怨まれたこともあれば多数の復讐者も生み出してきた。その全てを消してきた。そんな日々を暮らしてきたがある時自分と同じような存在と出会った。


そして、今に至る。

四神の中では比較的人間に対して友好的。人が居なければ自分達が存在出来なかったことを理解している。自分を助けたのも人間であり自分の大切な者を壊したのも人間である。故に人間に対する感情は結構複雑。

人を護るのは信仰の対価と言っているが気まぐれで人を助ける事が案外多い。自分で進んで玄武を名乗り自分を信仰する、もしくは信じてくれる人間を増やすことを望んでいる。

何故なら彼は人々が神と考えたことによって生み出されたからである。自分をそう認識してくれていた人々の為に彼は今日も神を名乗る。

UGNには1週間だけ所属していた。


「やはりお前はそちらに行くのか。」

「ふははは我の支援があるのだから負けるわけがなかろう!」

「それだから貴様は馬鹿だと言っておるのだ。我を見習って少しは頭を使ったらどうなのだ?」





青龍

龍永 蒼希【碧き龍の怒号】

クロス:オルクス/ハヌマーン

レネゲイドビーイングC/カフェの店員

フリーランス

出自/半身:経験/記憶喪失:邂逅/ビジネス

覚醒/探求:衝動/妄想

ロイス

古代種、もう一人の自分 慕情/劣等感、

峰崎鷹司 親近感/厭気


ふと、気付いたのはただ中を浮くだけの存在だった。自分は何者なのか?一体なぜこのような場所にいるのか?そもそもなぜ誰にも見えていないのか。そんな事を考えていると村人達が小さな祠に祈っていた。そして彼は思った。ああそうか。この人達の祈りが僕を作ったんだ。それならできるだけ答えてあげたいなぁ、と。その気持ちを持って彼はずっと村を見てきた。微力ながら村を守ろうと努力していた。だがそれは長くは続かなかった。

赤い炎、村人の叫び声、何かの壊される音。断片的な記憶の中それを行う二人の男女。ああ僕に力があったなら!

次に気が付くと彼は焼け焦げた村の中にある祠の前で呆然と立っていた。自身の姿を見ると思念体のような意識ではなく人と同じ体を持っていることがわかる。これは一体……?疑問に思いながら自身の手のひらを見つめていると二人の男性の声が聞こえてきた。


そして彼は一人ではなくなった。

四神の中では比較的まともな存在。アクの強い面々をセーブしようと日々努力をしている。だが人間についてはあまり興味が無いというかどうでもいい。見ず知らずの人間のために命をかけたり死んだりするのはなんか楽しくない。

普段は『アムブロシアー』という喫茶店でバイト中


「はいはい玄武さん白虎君の事あんまりからかわないで?」

「あぁもう!めんどくさいなぁ……!」

「だーかーら!少しは抑えて飲みなさいっていつも言ってるでしょ!?」




朱雀

鳥村 穂乃

キュマイラ、サラマンダー

(元FH)フリーランス

天の眼差し 守護者

別離 仲間(麒麟)

欲望 愛情

Dロイス 守護者、無疵なる石


ふと気がついた時には何も無かった。いや、村はあったのだろう。だが全てが破壊され後にあったのは死体や血痕のみ。何があったのかと呆然としている時になにかに見られているような気がした。なんだろうと思い周辺を見渡しても何も無い。疑問に思いつつこのまま一人でいるのもあれだろうと村を歩き始めた。そんな時に彼らと出会った。そして今は一緒にいない一人の青年が手を差し伸べてくれた。

そして彼はその手を取った。


彼は過去に白虎と同じくFHに所属していた時期がある。その時の欲望は『自身を満たしてくれる存在と再び出会うため』日本に来た時に昔、手を差し伸べてくれた青年は居なくなってしまった。生きてるのか死んでるのかはわからない。だがその結果彼の心は乾いてしまった。再び潤いをもたらす為に、一人だけいないという寂しさを誤魔化すために任務に明け暮れる日々。そんな中で懐かしい彼を見つけた。その瞬間心の乾きは潤い、彼はFHを抜けた。


マイペースに我が道を行く。人間の事は気に入っているようないないような。まあでもむやみやたらとジャームに殺されていくのは面白くない。だから彼は全てを守る。それで友人の四神の心が傷付いたとしても。


「皆元気やなぁ。」

「俺の欲望(願い)はもう叶ったからええんや。おまえはどないするん?」

「あっはっはっ!やーっぱ酒盛りはこうやないとなぁ!」




麒麟

ノイマン


現在は行方不明。彼が今どこにいるのか知ってるのは誰も居ないはず。何故か朱雀はこの話題を避けようとしている。彼がFHにいた時はずっと麒麟を探していた。



実は彼は今UGNで働いている。その事は誰にも言っていなかった。が、朱雀はFHの仕事の時に偶然彼を目撃。生きていることを確認し、自分たち4人を嫌っていなくなった訳じゃないと安堵したためFHを抜けた。


白虎はその事を知らない。




飯村 碧依【殺戮人形】

ピュア:ブラム=ストーカー

UGNエージェント/レネゲイドビーイングC

ライフパス

出自/被検体:経験/殺戮の日々:邂逅/秘密

覚醒/忘却:衝動/殺戮

ロイス

起源種、対抗種、ローザ・バスカヴィル 庇護/不安


目覚めた時に最初に見た光景は水で歪んだ誰かの姿。その時の心の中にあったのは自身の存在理由を満たさなければならないということ。彼女は生まれた後本能のままに行動した。彼女の核となった都市伝説「ひとりかくれんぼ」の通りに人々を恐怖に陥れ殺し回っていた。自身を生み出した研究者たちも肉塊に変え一般人、オーヴァード、ジャーム関係なく行動していた。だがそんなある日彼女は一人の女性に出会った。彼女の名前は“ネーム・オブ・ローズ”ローザ・バスカヴィル。日本支部の副支部長である。彼女と約束した。「UGNの敵となる存在、即ち自分が依頼した者は好きにしていい」「但し一般人やそれ以外の人には手を出すな」「これを守れば貴女は自由に生きられるでしょう」


これは一つの契約。彼女が1体の都市伝説から人間になった彼女を支えてる一つの約束。


都市伝説「ひとりかくれんぼ」が核を持ったレネゲイドビーイング。普段はただの女子高生として生活しており髪型も二つのお団子+ツインテールという姿だが私服、および任務に赴く際にはゴシックロリータに着替える。戦闘方法が戦闘方法故に包丁を持ち歩き攻撃をみたディアボロスに気持ち悪いと言われたがめげない。だって立ちふさがる相手は死んでしまうから。


「あっははははは!さあ楽しもうよ!」

「ねぇねぇローザさん一緒にご飯食べに行こ!」

「だーかーらー気持ち悪い戦い方とか止めてよね!」




長崎壮一【黒羽の彫像】

ピュア:オルクス

ニート/UGNエージェントD

ライフパス

出自/双子:経験/UGNの畏怖:邂逅/主人

覚醒/感染:衝動/加虐

ロイス

起源種、霧谷雄悟 信頼/恥辱、双子(壮二) 純愛/不安


普通に生きていたはずだった。双子の弟と優しい両親に囲まれて。あの時起きた事故がなければ自分は普通に生きていられるはずだった。あの時の事故現場で赤黒い何かに触らなければただの人間でいられるはずだった。咄嗟に行った行動で大切な人を守れた筈だった。守れたはずだったのだ。後ろでかばった弟を振り返る。そこにあったのは赤い何か。え、と思った次の瞬間彼は意識を失った。


弟に全力で愛を注ぐお兄ちゃん。弟がUGNいるからUGNにいるし彼がジャームになったらFHにまで付いていこうと考えているヤバイ人。でも根本がお兄ちゃんで出来ているせいか面倒見はいい。

実は本当の弟は死んでいて今の弟は転生者のレネゲイドビーイングなのだが彼はその事を知らない。知る事は決してない。もしも彼がその事を知ってしまった時は彼が人間である事を辞めることになるだろう。


「壮二ただいまー!お土産買ってきたぞ!」

「この俺の領域で戦うんだ。安心して全力を尽くせ!」

「なーに言ってんだよ。この俺がいるんだから負けるんけないさ。」




伊月深也【雷の弾丸】

クロス:ブラックドック/モルフェウス

UGNチルドレン/高校生(現在O市UGN支部長)

ライフパス

出自/親戚と疎遠:経験/秘密:邂逅/借り

覚醒/探求:衝動/闘争

ロイス

雷帝、上司 親近感/脅威、

ヨハン・C・コードウェル 憧憬/隔意


気付いた時にはUGNと呼ばれる組織の中にいた。ある程度物心がついて来た頃、彼の親戚と名乗る者から手紙が届いた。内容は両親の事と自身の家に関わらないで欲しいとの事。自身の両親はどうやら随分と親戚から嫌われていたんだなとぼんやり彼は思った。悲愁、といった感情は何もわかなかった。物心ついた時にはUGNにいたのだ。今更両親や親戚と言われてもピンとこないし家族、というものもあまり理解し難い。それに――――今彼がいるチルドレンの養成所……“ホーム”ほど死に近く家族愛やただの日常といったものからかけ離れているのはそうそうないだろう。


幼い頃からチルドレンの教育を受けていた少年。それ故に家族愛や一般的な日常といったものがうまく理解出来ていない。ロイス……人との絆が重要といったことは頭の中で理解はしているがいまいちよく分かっていない。近しい人との死に慣れすぎたせいで人が死ぬ事でロイスがなくなりジャームに落ちるのはその人の心が弱かったのではないか?と考える節がある。

数ヶ月前まではホームにいたがとある任務でO市支部に派遣されチルドレンとして高校に潜入していたがその約2ヶ月後に当時の支部長から「明日から支部長よろしく」と言われ支部長にさせられてしまった。霧谷雄吾日本支部長に苦情をいれたがその支部に他に支部長を任せられそうな人間がいるか聞かれ、そんな人間がいない事に気付いてしまったがために支部長になる事を渋々了承した。元FHの同支部にいるチルドレンに関して彼を見ていれば自分に足りないものが分かるのではないかと思ったりしているようだ。

支部に置いてある炬燵は前支部長が置いていったもの。支部は支部長用と思われる机と畳、炬燵ぐらいしかない。(主に使われるのはこの一室のみ)


「荷が重い……」

「あの人がどこに行ったのか?俺が知りたいですね。」

「だから仕事しろ!炬燵に潜るな!!」




中藤 壮太【運転手(元マスタードライブ)】

FHセルリーダーA/タクシードライバー

クロス:ノイマン/モルフェウス

ライフパス

出自/資産家:経験/仲間の死:邂逅/同志

覚醒/感染:衝動/妄想

ロイス

装着者、先行者、春日恭二 感服/食傷


元々代々旅館を営む家に産まれた。何不自由なく跡取りとなる為に生活を送っていたがある日オーヴァードに覚醒。その時に偶然であったのがFH出会ったためそのままそこに所属し活動していた。そんなある日とある任務にてUGN、ゼノスと共闘。その後もFHエージェントとして活動していたが他人を傷付けてまで自身の欲望を叶えようとする仲間達に違和感を覚える。だが、UGNやゼノスの理念も理解ができない。どうしたものかと考えていた時UGNに所属していたエージェント(当時中枢評議員候補)に声をかけられFHを離脱。ほか2人もそれぞれの組織を抜け今の会社を立ち上げた。

家族が営んでいた旅館は潰れてしまったが館と遺産は残っていたためそれを利用しオーヴァード専門の旅館を作り上げた。従業員は皆戦闘可能なオーヴァード達である。

通常時と車を運転している時、旅館にて着物を身につけている時で言動と性格がガラリと変わるが多重人格ではない(本人曰く)。


「あっ、本日はご利用ありがとうございます……」

「ヒャッハー!この俺の速度に追いつけるのかァ!?」

「侵入者確認!皆の者、各個撃破と参るぞ!」




楠本 薫【言葉の鎖】

クロス:ハヌマーン/ソラリス

ネゴシエーター/高校生

ライフパス

出自/双子:経験/犯罪:邂逅/いい人

覚醒/犠牲:衝動/自傷

ロイス

奇妙な隣人、被害者(弟)憧憬/悔悟、

谷修成 感謝/隔意


彼が産まれたのは裕福な家計ではなかった。路地裏に面しているような狭い家に2人は生まれた。便宜上彼が兄として呼ばれてはいたが彼らは二人で一つ。お互いの事を兄と呼ぶことも弟と呼ぶこともなかった。彼らの父親と母親は堂々と日の下を歩けるような仕事はしていなかった。彼らはかろうじて食事なども貰えていた。彼らにとって親というのは愛情を与えてくれるものではなくただ同じ屋根の下に暮らしている人という認識だった。


いつの日のことだろうか、父親が殺されたくようだった。何者かに後ろから刺され他という話が彼らの耳に届いた。その日から母親は彼らに食事を与えず暴力を振るうようになった。ここから逃げ出さなければ、そう思った彼は片割れの手を引いて逃げ出そうとする。もう少しで外に出られると後ろを振り返った彼の目に移ったのは母親が包丁を振りかぶっている姿だった。それか力を持たなかった彼の最後だった。

彼が意識を取り戻した時目の前にあったのは動かない母親と血を流している自身の片割れの姿だった。自分が逃げようと言わなければ。そう考えてる彼の方を優しく叩く者がいた。それが谷修成だったのだ。


「さってと、章!依頼が来たぞ」

「家族……ってのは俺にはわからねぇけど暖かいものらしいな」

「谷さんには感謝してる……でもこの生き方は止められない」


奇妙な隣人のレネゲイドビーイングは彼の双子の片割れの姿をしてる。普段は彼のスマホの中で生活していて有事の際は外に出てくる。




木津温斗【不運の幸運箱】

UGNチルドレン/高校生

ピュア:オルクス

ライフパス

出自/双子:経験/古強者:邂逅/腐れ縁

覚醒/憤怒:衝動/殺戮

ロイス

特異点、双子 幸福感/厭気、春日恭二 有為/嫌悪


ごくごく普通の家に生まれた一般人の筈だった。初めのきっかけは些細なもの。家族と車で旅行に行った時事故に巻き込まれた。ただそれだけ。家族の傷は大したことが無かったようだが彼は足を骨折。それだけの事だった。

次にあったのは家族て電車を使い海に行こうとなった時だった。家族が乗ろうとした電車の一本前が事故にあったらしく遅延、更に海で泳いでいた時彼だけが流された。すぐに助け出され大事には至らなかったがそんな事が多く続いた。

どうにもついてなさすぎやしないかと薄々感じていた頃、両親が目の前でバケモノに殺された。そしてそのバケモノはボロボロになっても自分を守ろうとしている弟に手を伸ばしてきた。必死に弟を守ろうと手を伸ばすものの体が全く動かなかった。自分が情けないと思いながら彼はせめてと弟に力を貸そうとした。そして暗転、意識は闇の中へと誘われた。


なぜかとてつもなくついてない少年。街に出かければ遺産の暴走に巻き込まれ、ただ歩いているだけで猫やカラスや犬に襲われる。船に乗れば高確率で津波に巻き込まれ火山に行けば地震が起きる。そんな不運を自覚しているため任務がない日は本部にある自室に篭もりゲームをしているようだ。弟はそんな兄のことをからかいがいがあると思っているのか何かに巻き込まれ大変な目にあっている彼を指さし大笑いをしている。だが本当に危険な時はちゃんと働くようではある。


「待って待って待って!来んなってマジで!!!」

「よっし、仕事終りょ、ぉ!?」

「旅行に行けば飛行機は落ちる、買い物に行けばバイオハザード。こんな日常が羨ましい……?頭湧いてる……?」



桃原近絶

UGNチルドレンC/高校生

ピュア:ソラリス

ライフパス

出自/犯罪者の子:経験/実験体:邂逅/忘却

覚醒/感染:衝動/憎悪

ロイス

実験体、蜘蛛の巣、霧谷 中也 執着/偏愛


恐らく売られてしまったのだろうと彼は考えていた。薄い病院服のようなものを着せられてなにかに繋がれて彼はそう考えた。両親、と呼べるような人はいたが子供である自分にスリや強盗の手伝いをさせるようなろくでもない奴だった。まあウリ、と呼ばれるものもしていたがそれはどうでもいい事だなと彼は思う。以前の状況もなかなかに酷いものだったが今の状況ほど酷いものではなかったのではないだろうか?数日前に打たれた注射によって自分はレネゲイド、というものに感染したようだがあまり実感はない。体力も増えなければ足が早くなったわけでもない。

そんな風に日々を過ごしていた時だった。いつものように白い服を着た男達に連れられベッドに寝かされる。またいつものか、痛い事でなければいいのだがと子供とは思えない冷静さでそんな事を思っていると突然巨大な破壊音が響く。研究者達は自分を放ってその方向へと駆け出していった。何があったのだろうかと気になる彼だったがベッドに固定されてる体では見に行くことが出来ない。ぼんやりと白い天井を見つめていると誰かがこちらに向かって走ってくる音が聞こえた。そしてその足音の主は彼の顔を心配そうに覗き込むと彼を解放しその手を引っ張った。足音の主の名は『霧谷中也』といった。


親に売られFHの実験セルにて実験体とされていた少年。親がろくでもない奴であった為幼少の頃から殺人やら強盗やら売りやらなにやら色んなことをさせられていたせいか罪悪感や貞操概念というものがやや薄め。しかしホームにて玉野椿から教育を受けた為一般常識として知識は持っている。


持ってはいるがそれを実行するかどうかは別であるしするつもりもないようである。


ホームに入れられ訓練を受けた時に自身の能力を自覚し様々な薬品を作り上げる。それを悪戯によく使っていたため玉野椿からはよく説教を受けていた。数年の後訓練を卒業し配属されるとなった時自身を救ってくれた霧谷中也の部下になることを熱望し無理矢理それを押し通した。

現在同僚となっている芹沢ことねに対しては嫉妬やら何やらいろんな感情がない訳では無いが、それを彼女に抱いてもどうにもならないということを理解しているため普通に友人として仲良くしているつもり。中也に振られたとしてもめげるつもりもないし返ってこなくても気にしないのでどんなに否定されてもどんなに拒否されてもガンガン絡んで執着し続ける。

前も後ろも卒業は幼少期の頃の為無駄な知識やエグい下ネタなどの耐性がめちゃくちゃ強い。人生快楽主義。


「中也さーん!お手伝いに来ましたよ!」

「せりちゃんせりちゃん!駅前に美味しいパンケーキのお店ができたんだって!一緒に行かない?」

「あっは!僕の毒を受けて簡単に動かせる訳ないよねぇ……大人しくしてたら苦しまないで済むからね!」

「え?昔の話?……うーん、聞くのはおすすめしないよ?売りとか強盗の話聞いても楽しくないと思うなぁ」

※霧谷中也、芹沢ことね。私の友人のほかpc



ネイハム【墓守の犬】

レネゲイドビーイングA/UGNエージェント

ライフパス

出自/指名:経験/殺戮の日々:邂逅/幼子

覚醒/感染:衝動/憎悪

ロイス

羅刹、古代種、テレーズ・ブルム 執着/不信感

メモリー

メアリー【飼い主】:純愛


「……よろしく」

「だから犬扱いするな。」

「…………あの子の命令だからな。従うさ。」



五月女 和馬(ソウトメ カズマ)【マスターレイス13(ニュー)】

サラマンダー/ハヌマーン

高校生/FHチルドレン

ライフパス

出自:待ち望まれた子(家族)

経験:平凡への憧れ(同僚)

欲望:知識の探求

覚醒:命令

衝動:飢餓

ロイス

不死者(アンデッド)

家族 懐旧/恥辱

アルフレッド・J・コードウェル 感謝/畏怖


実家は研究者や著名な芸術家を多数生み出している家だった。だが彼にはなんの才能もなかった。両親は才能に満ち溢れた人達だったため才能に伴う苦悩も知っていた。だから彼に才能が無くても何も言わず愛情を注いでくれた。しかし親戚はそう思わなかった。彼は幼い頃に両親を失ったと聞かされ親戚の家に預けられた。その家はとても酷いものであったが他に頼れる家などなかった。それは彼が真実を知るまで続いていた。両親を失ったことは事実だったが二人を殺したのはその親戚の家だったのだ。後の記憶は朧気で。次に気付いたのは紅く染まった自分の手と家の壁。これからどうするべきだろうか。ぼんやりと考える彼に玄関の扉が開く音がした。咄嗟に手に持った刃物を玄関にいた存在に突き立てようとする。しかし、それは弾かれた。驚いた彼の目の前に立っていたのはモノクルをかけた男性だった。


代々様々な才能を持つものが生まれることが多い一族に生まれた凡人。両親がその一族でも優秀であったため欲を抱いた親戚に殺される。本当の両親たちは彼のことを愛していたが親戚は違った。そして真実を知った彼は親戚を殺害、コードウェルに拾われた。

彼の願いは『観測を続ける事』自分に手を差し伸べた男性(反逆の聖人)の作り上げる世界がどんなものなのか。UGN含めオーヴァード達の戦いはどんな結果を導くのか。その全てを観測し続ける事が彼の欲望である。

不死者の力を持ちジャームでもオーヴァードでも無い自分のことをただの中途半端な存在、出来損ないだと自称する。


「俺はただ見届けたいだけだよ。お父様の作る世界ってのをね?」

「このまま観測を続けても君の結果は面白くない!って事でさようならー」

「んん、俺がここで関わるのは面白くないんだけどねーまあお父様の命令じゃぁ仕方ない!」




西浦流人【マスターレイス19】

ピュア:ノイマン

旅行者/FHチルドレンB

ライフパス

出自/政治権力:経験/平凡:欲望/勝利

覚醒/憤怒:衝動/破壊

ロイス

実験体、装着者、樋浦彼方 〇純愛/恥辱


極普通とは言えないが平凡に人生を歩んでいたはずだった。友人がいて毎日遊んで。両親が政治に関わっていた人間のせいか自分もそれに関わる教育を受けていた。きっとこのまま進んでいくのだろうと幼いながらに思っていた。だがそんな日は唐突に目の前から消えた。

学校からの帰り道、友人と歩いていた彼は突然ワゴン車に連れ込まれる。友人と共に連れていかれたのはレネゲイド関連の研究所。だが何度実験を行なわれても彼は覚醒することがなかった。日々振るわれる暴力と血を吐くような実験の中彼は連れてこられる前の記憶に縋った。そんなある時一人の青年が研究所を破壊し実験体達を助け出した。連れてこられた友人は数筆前に死んでしまっていたが彼は助けられた。助けてくれた死んだ目をした青年は彼に聞いた。『帰りたい?』彼は頷いた。青年は迷いながらも少年の生家へと彼を連れて行ってくれた。きっと両親も自分を心配してくれているに違いない。そう、信じていた。が、そっと帰った少年の目に写ったのは笑い合う両親の姿。絶望の中少年とは思えない程によく回る頭の中で分かったのは両親が自分達の権力の為に彼を売ったということ。


その後の記憶は無い。たが次に少年が気付いたのは全身が紅く染まった彼の手を引く樋浦彼方の顔だけだった。


代々政治に関わる家に生まれた。だがある時両親に売られ研究所に放り込まれた。その時に助け出した樋浦彼方には執着や愛憎にも似た感情を押し付けている。だが、自分が無力だった時を知る人間でもあるため若干の羞恥も感じている。

両親を殺した樋浦に拾われた後はFHにて訓練を行いそこに所属することとなった。その際にコードウェルの目に留まり『マスターレイス19』の名前を渡された。

その名前を渡されたのは自分が勝ち続けていたからだと思っている事からすべてに勝利し続けなければ自分はここにいられないと思っている。

数年前まで『マスタードライブ』が率いるセルに所属していた。だが彼が抜けたためいまはどこのセルにも所属せず好きなように動いている。

旅と称して世界を周りFHと敵対する組織と戦っている。負けることは許されない、許されてはいけない。


「樋浦さん!お久しぶりです!暫く任務ないなら一緒に温泉でも行きませんか?大丈夫!何もしません!」

「はじめましてーそんでもって、俺の存在意義の糧として死んでくれない?」

「うっるせぇ!!テメェに関係ねぇだろぶっ殺すぞ!」



幕田 光(マクタ コウ)“走り抜ける者”

クロス:モルフェウス/オルクス

リエゾンロード/セルリーダーA

ライフパス

出自/有名人:経験/仲間の死:欲望/生存

覚醒/無知:衝動/妄想

ロイス

悪魔の子、春日恭二 無関心/〇殺す、

中藤壮太 好意/敵愾心


両親の姿は裸眼で見るのと同じぐらいテレビの中でも見ていた。バラエティ、ドラマ、ニュース。そんな彼らの容姿を継いだせいか自分の姿が目立ちやすいということも理解していた。ある程度のものは願えば手に入り両親からの愛というものもその全身で受けていた。幸せだったのだ。とても。

だがそんなある日春日恭二が企てた作戦に彼は巻き込まれてしまった。他に怪我人はいなかったようで自分1人がそこにいた。春日は彼の目の前で両腕を広げ堂々と語っている。

「お前は選ばれたのだ。」「無力な人間どもをお前の力を使えばすべて従えることが出来るだろう。」「いままでの下らない、つまらない日常を捨て我等と共に来たらどうだ?」

……ふつふつと彼の心の中に怒りがこみ上げる。そして最後の言葉で全てが爆発した。人を勝手に作り替えて勝手に不幸にすんじゃねぇぞゴラぁ!!と、叫び一台の車でそのまま春日を轢き殺す。両肩で息をしながら冷静にこの力を分析する。分かったのはもう自分はただの人間ではいられないということ。このまま両親といては迷惑をかけてしまう。そんな彼の前に現れたのは当時マスタードライブと呼ばれていた男性の姿だった。


春日恭二のせいで日常を捨てることになってしまった少年。別にその事に後悔はしてないけど春日は殺す。中藤がFHに疑問を持ち始めた事件の時に大勢の仲間を失った。だが彼が抜けると言った時、彼の代わりに走りに特化したエージェントになるためFHに残った。施設の廊下で春日とすれ違う度に車で轢殺しようとするため色んな人に警戒されているらしい。両親の事を愛していたが故に離れ名前も変えた。テレビで二人の姿を見る度にどこか寂しそうにしながらそれを見つめる姿がクランメンバーに目撃されている。

マスタードライブが持っていたセル、そして自身がスカウトしたモルフェウスやバロール持ちのメンバーが多く所属しているクラン『クリエイターズ』のリーダーをしている。(これで壊してもクランの子達が直してくれるしディメンションゲートで逃げられる!by光)

同年代のマスターレイス2人(西浦、五月女)ととても仲が良く、

ヨハンにちょっかいをかける→怒らせて街中で戦闘→折嶋先生(ほかの方のPC)に怒られる→全力で逃走する→後日訓練所にて正座+拳骨で説教を食らう

というのを繰り返している。

任務では調査して轢殺して話して轢殺して轢殺して轢殺して轢殺してという事を繰り返している。


「春日恭二いぃぃいいいい!!!!」

「西浦、五月女!面白い話聞いたんだけど知りたい?なぁ知りたい???」

「まってまってまってその火力で俺殴られたら死んじゃイッッテェ!!!!」



大戸 彩“マスターレイス17(ρ)”

クロス:モルフェウス/バロール

ライフパス

出自/待ち望まれた子:経験/FHへの畏怖:欲望/復讐

覚醒/生誕:衝動/恐怖

ロイス

コードウェルの子、幕田光 尽力/嫌悪、研究者 執着/憎悪


両親はFHのエージェントだったらしい。らしいと言うのは彼女が物心ついた時に彼らは既に死んでいたからだ。クソみたいな研究を行ってた研究所の職員がいうには任務中に死んだらしい。

そんなことを気にしていたとしても彼女の日常は変わらない。研究者達のモルモットという生活は彼女が人という人格を得てからも変わらなかった。プロジェクトアダムカドモンにて生み出された擬似人格、ファントムセルの遺物、この両方に適合した彼女は彼らに成功作だと言われた。が、成功したモルモットに彼らは興味がなくそのまま彼女は捨てられた。

これからどうするべきなのだろうかと悩む彼女の前に現れたのは敵組織の裏切り者、彼は彼女に力を与えた。力を与えられたとしてもどう使うべきなのかと悩む彼女の前に現れたのは運転手、彼は彼女に居場所と名前を与えた。


二人の存在があって今の彼女があるのだ。


生まれた時代と場所故にモルモットとされてしまった少女。本人はあまり気にしていないが当時の研究者とエンカウントしたら脳ミソかち割りたいと思う程度の恨みはある。

現在彼女は幕田光のクラン、『クリエイターズ』に所属している。所属している理由は簡単。彼が中藤の元で共に働いていた同僚だったからだ。彼の考えには賛同し力を貸したいと思うがその愉快犯的な性格は気に食わないようす。

コードウェルに対して感謝はしているが正直言ってあまり深く関わりたくない。怖い。そもそもFHという組織自体あまり得意じゃない。が、一部の兄妹達のことは気に入っているしクランのメンバーも嫌いでないためここに残っている。


「いいからさっさと逃げる!」

「はいはいはいはい分かったからとりあえず仕事!」

「え?私?うーん、あんまり興味無いわ。」






別世界(レネゲイドウォー)


若原海斗

ヒーロー候補生C/高校生

クロス:オルクス/ウロボロス

ライフパス

出自/待ち望まれた子:経験/有名ヒーロー:邂逅/同行者

覚醒/犠牲:衝動/饑餓

ロイス

動物使い、古代種、エピタフ 好奇心/不安


「やっほー春日さん元気してる!?」

「んじゃあコウくん!一つ頼んだよ!」

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