「負の寝室」

煩先生

 

才能が憎くて

必然を推察し

合図の骨髄に

烈しく戦いた


訛った真数が

崇拝した悲劇

その悠遠さは

認知を阻んだ


初恋が怖くて

完結を盲信し

蜜語の悪癖に

正しく貴んだ


篭った白文が

追悼した季節

その鮮明さは

懐古を招いた

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「負の寝室」 煩先生 @wazurai

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