【実録】モンゴルにはユニコーンが住んでいる

ハッピーバーズデー！！

　ハッピーバースデー！！　さてさて、今日は誰の誕生日でしょう？

　二十四文字の猶予を与えます。チクタク、チクタク、ポーン！！　分かりましたか？

　正解は、チンギスハーンです。

　と言っても、彼の誕生日には色々と諸説があり、ころころ変わります。そして誕生日を決める人たちが、ギリギリまでドタバタしているので、困る人がいたりする......。

　実例として、「今年は十月二十日がチンギスハーンの誕生日になる」という噂が浮上したが、前日になってフェイスブックで「誕生日は別の日にしま〜す」と公式に発表されたらしい。しかし、発表されたのが前日だったので、そうとは知らずに休んでしまうモンゴル人の生徒が多数いた。

　う〜ん、困るなあ。

　まあ兎に角、今日はチンギスハーンの誕生日。

　とは言え、すべての学校が休みになる訳ではないらしい。私が通っている学校は休みとなっているが、別の学校に通う弟や運転手をしてくださるモンゴル人のお子さん達の学校も休みではない。イェーイ、ラッキー☆

　では、記念日つながりで、ハロウィンとクリスマスの話でもしましょう。

　つい一ヶ月前にハロウィンがあり、日本では毎年恒例のどんちゃん騒ぎがあったそうだが、モンゴルではそこまで騒がなかった。

　まず、ハロウィンは子供が仮装して大人からお菓子をたかる日（語弊はあるが、事実）であって、大人が騒ぐ日ではない筈なのだ......。

　だから、モンゴルでは大人は騒がなかったが子供達がうるさかった。超絶ハイテンションである。

　我が家が住んでいるマンションには、インターナショナルスクールに通う子供が多くいるせいか、十月三十一日の夜にはすべてのインターホンが鳴り響いていた。

　モンゴルでも一応、ハロウィンは祝われるらしい......。主に子供達が楽しんでいる。

　そしてハロウィンが終われば街の景色が一気にクリスマス模様に様変わりする現象は、日本では良くある事。皆さんも、覚えがあるでしょう？

　モンゴルは主に、チベット仏教とシャーマニズムが信じられているので、クリスマスは祝わないだろうと予想していたが、一週間ほど前にショッビングモールへ行くと普通にクリスマスツリーが置かれていた。

　さも当たり前の様に、巨大なクリスマスツリーが店先に置かれていた。

　次々と予想を裏切ってくる国だねえ、モンゴルは！

　とりあえず、ハッピーバースデー、チンギスハーン！！

　来年はきっと、また違う日が誕生日になってるんだろうね。