馮友蘭「支那古代哲學史」

戦中という非常時に作られた本には、特に色々な思いが込められている気がする。

紙は老人の肌のように染みだらけ。鼻を近づければ不思議な臭いがする。

本の奥付を見ると、検印紙に押されている判子の朱色が目につく。

そんな遥か年上の本を眺めていると、何だが気味が悪くなる。とくに夜中。

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