あの人形は…
べるるん
第1話
あれは私が小学校3年生の時の出来事でした。
私がインフルエンザにかかり、父にうつしてはいけないと、母と幼い妹と祖母の家に泊まりに行きました。
あまり高熱もでなかったため、学校が休めて、大好きなおじやが食べれると呑気に過ごしていました。
ある夜中、ふと目が覚めました。
トイレの目覚めとも違い変にスッキリした目の覚め方です。
普段朝まで熟睡する私でしたから、夜中起きたことに驚きと、ワクワク感を覚えました。
ふと、テレビが見たいと思い、母をゆすり起こし、律儀にテレビを見ていいかを聞き、テレビを付けました。
テレビに足を向けて寝ていたので、母の足が当たらないように少し距離を取り、寝転がっていました。
時刻は深夜2時をすこし過ぎたくらいでした。
そんな時間には子供番組はおろか面白い番組はなく、テレビショッピングばかりでした。
いつもは、興味ないテレビは見れない子供でしたが、その時はなぜか真剣に見ていました。
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