第12話
あぁ、やっとバイト終わった~
と家に帰宅すると、もう明日から学校
私の学校は夏休み明けのすぐその日から授業がある。
明日の授業は英語と現文
と、いうことは…安藤先生の授業じゃないのか・・・・
ってなんてことを私は考えているんだ。
まったく、絵里が来てから私がおかしい。
あぁでも本当に残念だな。
会いたかったな。
まぁでも明日学校にいけば会えるかもしれないし、明日会えなくても土日明けの月曜日には安藤先生の授業だし頑張ろう。
そんなことを考えながらお風呂に入って、学校の準備を済ませて就寝。
次の朝からまた憂鬱な朝が始まった。
授業を終えて駐輪場へ向かう途中、安藤先生に会えないかな。なんて考えている私はもう重症。
でもその日、安藤先生には会うことができなかった。
その日、出会ったのは由香さんだった。
「あ!千佳さん!聞いたよ~。安藤先生のこと好きなんだって?」
くそ~~~~、絵里だな、まったく余計なことをべらべらと…
そう。私と絵里と由香さんは去年のゼミで3人共同じだった。
絵里は脳の発達障害を患っていて、これを言ったら人が傷ついてしまう。など人の気持ちを理解することが難しい。
なので私も絵里の言動で傷ついたことが多い。
そんな奴なら一緒にいなければいい。と思う人が多いかもしれない。
その障害がきっかけで今まで友達が離れていった。でもその障害も含めて絵里は絵里だ。障害があるから友達を辞めるなんておかしいと思う。
おっと、話を戻そう。
「え!なにかの間違えじゃない?」
「えー、でも絵里ちゃんがいってたよ~」
やっぱりな。もうこれは開き直ってしまおう。
「そ、そうだね。今は好きかどうかわからないけど、この先好きになる可能性はあるかもね。(笑)」
「そっか(笑) 頑張って!話はいくらでも聞くし、応援してるよ!!」
「ありがとう!じゃあまた月曜日ね」
はぁ、言ってしまった。もうしょうがない。
言ったことはもうしょうがないよね。
それにしてもこの恋は本物なのかな
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