機壊獣

機壊獣


● 機壊獣

 英語表記は「M.O.N.S.TER.(Mechanics Of Non Synthesize disasTER = 災害レベルで人類に同調しない自立稼働機械群)」

 突如として出現した自律稼働型機械兵器群

 人を含むの生物を襲い『捕食』する

 獣の様に禍々しい外見をしていることが多く、上記の生物を捕食する性質もあり出現当初は機械だと気付かれなかった

 この『補食』の動作は、有機物をエネルギー源または燃料とする【有機・エネルギー変換炉】を主動力として搭載している為

 生命倫理や秩序など全く無縁な他、極論だが『有機物であれば何でもいい』為、植物なども補食している

 また【有機・エネルギー変換炉】の特性上燃料として使われた有機物は完全に消滅してしまう為、機壊獣の補食活動を野放しにしていてはいずれ地球上から炭素原子が消滅してしまうことが危惧されており、ディサイアは機壊獣を『最優先駆逐対象』としている

 また機壊獣の最大の脅威は数の暴力と言え、基本的に単独でいることはなく『最低で十二体以上』の『三~六の公倍数』の数で一纏まりの群体となり行動している

 より詳細に解説すると、

・まず三体以上六体以下の小隊を組み、

・小隊の員数を合わせ、かつ最低四組で一纏まりになり

それぞれ群体となっている



:獣型

全高:5.5m

全長:11.1m

全幅:1.7m

重量:3.705t


武装:なし


 鰐の様な頭部形状が特徴の、犬か狼の様な体型をしている四足歩行型の機壊獣

 世界的なレベルで一番出現パターンが多い機体であり、最もスタンダードな機壊獣とされている

 脚部の接地面は通常歩行形態と超電磁履帯による平地高速走破形態の二形態を使い分けられる

 上記した脚部の仕組み故、地上を走破するのに特化しており高い機動力を誇る

 さらに戦車の75.0mm砲ですら弾く前面装甲を持つ為にかなり厄介

 ただしその反面で武装は無く、対象を捕食するべく顎で喰らいつくか爪で引っ掻くくらいしか攻撃パターンは無い

 さらに前面装甲は優秀だが後部装甲は皆無に等しく、回り込んでからの攻撃が推奨される


::獣砲撃型

 獣型の改良型とされる

 口から火球とされるものを射撃する様になっている

 火球の正体は表面に低温でも燃えやすい特殊な塗料を塗布した60.0mmの榴弾であり、二〇〇発装填されているものが射撃時に表面の塗料が燃えて火球に見える、というもの

 機動兵器及び建物内の人間を引き摺り出す為に装備されている


 作中では強烈な砲撃を行っている様に描写していたが本来なら燃焼力以外だと大した威力はなく、八九式(槌出内機)の上半身が吹っ飛んだのもあくまで燃料や機関砲の火薬などに引火した為である(為、決して作者があらかじめ組んだ設定を忘れて強そうに書いてしまったとかそういう訳ではない。いいね?)




:鳥型

全高:不明

全長:不明

全幅:不明

翼長:約15m

重量:不明


 便宜上『鳥型』と呼ばれているタイプ

 ラテックス状の黒っぽい色で塗装されていたその姿は既存の鳥類ではカラスに近い

 本編一話の奈々の夢にて語られている七年前の惨劇に現れた

 七年前の惨劇以来、同型及び類似機体は今のところ確認されていない



:蟲型

全高:2.3m

全長:3.6m

全幅:1.7m

翼長:11.3m

重量:0.385t


武装:なし


 飛翔するタイプの小型機壊獣

 甲虫の様な姿をしている

 【エリス】が産み出したものには【有機・エネルギー変換炉】は搭載されておらず、それらは何かしらの手法で【エリス】から直接電力を供給されなければならない



● 複合機壊獣キマイラマシン

 機壊獣の中でもさらに大型で、かつ『機壊獣の製造プラント並びにそれに類似したシステムを搭載している個体』のことを通常の機壊獣とは区別して呼称する

 どれも強力な個体で、通常の機壊獣とは違い自身の産み出したものを除けば基本的に単独で行動している

 2041年の時点で計五体発見され、そのうち二体は既に倒されている他、残ったうちの一体【エリス】が日本軍とディサイアの共闘の元で倒された

 発見された個体には一体を除きギリシャ神話及びローマ神話に登場する女神の名前が冠されているが、一体のみ国連軍が付けたコードネームが使用されている

 各個体の記事は個別で記述とする


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