機動兵器一覧

甲王牙 系列

甲王牙


● 甲王牙 (こうが)

型式番号:GM-X01

全高:8.0m

全長:16.6m

甲羅部全長:13.7m

甲羅部全幅:6.3m

基準重量:7.050t

リアクター稼働時補整重量:2.780t


機体主機:PEISリアクター


武装:

口部連装火焔放射器

口部127.0mm単装滑啌砲

※※徹甲弾/21発

※※榴弾/21発

腕指部クロー

脚部小型可動固定脚

尾部


技:

烈熱焔咆ブラストエア

貫熱焔咆ダート・ブラストエア


機体詳細:

 本作の主人公機

 陸生型か淡水生型の亀の様な姿をした可翔可変型機動兵器

 最大の特徴として、頭部・腕脚部・尾部を折り畳み引っ込める様に甲羅部内へ収納し、その状態のまま推進器を起動して回転しながら高速で飛翔することができる

 コクピットは下半身(下腹部)にあり、パイロットが搭乗するとシートが後ろ向きに回転する様に収納される為、パイロットは上下と前後が反転する形で搭乗することになる

 この時パイロットは一時的に重力の影響を受けるが、機体が起動すれば擬似的に無重力空間が形成され、その結果として外界から完全に隔絶される(これにより前述の回転飛行時にパイロットにかかるであろう強烈な負荷を軽減している)

 なお、その機体構造上パイロットの脱出機能はない

 甲羅部を含む機体骨格メインフレーム及び甲羅部高密度積層装甲にはオリハルコンと呼ばれる火星・木星間小惑星帯アステロイド・ベルトで採掘できる特殊金属でできている為かなりの強度を誇るが、何故その様な素材が使われているのかは後に本編でも述べられるであろう

 PEISリアクターなる特殊な動力機を稼働させることで動いている他、万が一停止した場合も想定して予備用バッテリーを搭載している(とはいえバッテリーだけでの稼働だと二十分程度しか持たない上、重力軽減効果を得られない為に二足歩行も不可能となる)

 推進器は超電磁推進という、複数種類のアークジェット推進並びに斥力推進を複合したシステムであり、電力を消費して運動エネルギーに換え噴射するというもので、ほとんどが光に還元されるので激しく燃える様な蒼焔に見えるマニューバーに触れても対して熱くなく人体に対してほぼ無害

 脚部の脹脛部には可動式の固定脚が備わっており、精密射撃時等にこれを展開することで機体を地面に固定できる

 主兵装は口内に装備された127.0mm単装滑啌砲と火焔放射器

 単装滑啌砲には対空・対戦車用に使用できる榴弾が装填されており一撃一撃が比較的強力だが装弾数が少なく、また水中では使用できないという欠点がある

 火焔放射器はスラスターにも使用されている技術を応用した特殊な機構で成り立っており電力さえあれば実質無限に使用できる他水中でも使用できる等の利点が多いが、その反面で直接的な破壊力が弱い(それでも熱による物質の変質・膨張だけで機壊獣を内部から破壊せしめるだけの効果はある)

 背甲羅部の他、機体の各所に排熱機構が存在するが、それらを応用することで咆哮の様な動作が可能となる(これは作中では『轟咆』と表現されている)

 機壊獣には音声によって獲物を認識する索敵機器が備わっているらしく、これを行うことで機壊獣を自身へと誘導することができる

 さらに上記三種の機構を組み合わせて起動することで端的にいうと必殺技の様な強化された攻撃を発射できる様になり、榴弾を用いた場合には『烈熱焔咆ブラストエア』、徹甲弾を用いた場合は『貫熱焔咆ダート・ブラストエア』と命名されている


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