第4話ギフトの確認

ギフトの確認、先にするべきだよね。やっぱり・・・・・・・・。


「ステータス」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


あれ? 何も起こらない。そして、見れない。違ったのかな?


「ステータス オープン?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


駄目らしい。


「鑑定」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


駄目か。


「ギフト確認」「自分鑑定」「レベル表示」「オープン」「ギフト表示」「ギフト オープン」「レベル鑑定」「レベルオープン」「ギフト鑑定」「・・・・」「・・・・」


ぜぇぜぇ。みな外れ。まさか、自分で見ること出来ないとかないよね。


ちゃらり~ ちゃらりら~


ORZ がっくし


『ふふふ 実に面白かったですよ。でも、正解は、「状態表示」でした。いい所まで行っていたのに残念でした』


えっ? 突然頭の中に響く声は、女神様? 何、そのもろ日本的なものは!!


ははは もっと早く教えてよ~~~~~~~~~。すっかり辺りは真っ暗で、お腹はペコペコ、頭は痛い。そして、とーても寒い。


今晩、私はどこで寝ればいいの!? 徹夜なんて嫌よ。 


「状態表示!!」


 名前  水上 小夜 (みなかみ さや)


 レベル 0


 生命維持 100/300

 魔力容量 無限大

 空腹度  5/100

 睡眠度  20/100

 持久力  20/100

 幸福度  1/100

 運    50/100


 ギフト

 

 全異世界言語 レベル 神級 (どんな生き物の言葉でも神級なのでへのかっぱです)

 全魔法    レベル 神級 (すべての魔法があなたのイメージだけで使えます)

 万能鑑定   レベル 神級 (あなたに鑑定出来ないものはありません)

 空間結界   レベル 神級 (あなただけの世界を築いて下さい。引きこもりにぴったし)

 聖魔法    レベル 神級 (死んだ人でも生き返るぐらい強力な治療魔法です。また、新しい種族の生命を誕生させることも可能です)

 動物おたく  レベル 神級 (おたく、それは究極な物知り博士。その知識は、動物たちに還元されることでこのギフトが贈られます。そのことで、動物たちから信頼され、好かれるようになるのです。おたくと侮るなかれ)


 えっと・・・・・・・・。どこから突っ込めばいいのでしょう?


 物凄く頭が痛いかも。


 生命維持が減っているのは、空腹度と睡眠度が低い所為? っていうか、普通こんなの無いよね。


 でも、何かこんなの有った気がする~~~~~~。それって、電子ペット系のゲームだったぞ!! 私は、女神に飼われるペットかいなぁ!


 ペットならちゃんと世話しろ!


 ご飯用意して、寝床を用意してくれwwwwwwwwww!


 『解りました。空間結界の中の1つに食べ物と、ペットの巣籠りを入れておきますので、自分で取り出して下さい。残念ながら、目の前に出して置くのは、いくらペットのお世話といえど、神様の世界の禁止事項に当たりますので、ごめんなさいね』


 げっ!! 女神様?! のっ・覗いているの? あ・悪趣味~~~~。


 でも、言ってみるもの?  


 らっき―――――――!(にまっ)

 

 さあ、何が入っているのかな? (うきうき)


 空間結界箱

 

 ドックフード

 水

 犬小屋

 牛丼

 サンドイッチ

 巣籠り風テント



 どこまでもおちょくってくれるなぁ~、この女神 ORZ がっくし


 状態表示のギフトといい、私をどうしようと思っているのか疑問満載だ。


 大体、死んだ者でも生きかえさせるとか、新種族とか、ありえないでしょう。

(T0T)


 取り敢えず、やけ食いする・・・・・・・・。

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