小さすぎる星


晴れた日は 青空の向こうに

雨の日は 群雲むらくもの向こうに

またたいてる小さな光

たくさんのそのひとつひとつが


 時間を超えて 距離を超えて

 届いている 今も

 たぶんあなたは気づかない



いつでも陽射しにさえぎられ

小さな光は見えはしない

あなたにとっての誰かの陰で

知られないまま見つめても


 小さく小さく光るだけ

 夜空を見上げるあなたにも

 見えているのに気づかない



  けれどいつでも光ってる

  小さすぎる星だけど


  ここにいるのに 私はいつも

  どこにいるのか気づかない


  うもれたままの 小さな光

  いることさえも気づかない


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