虹色の嘘
「愛している」と言った
あなたの唇が機械的に動いた
気持ちがあったなら
きっと心に響いた
でも響かないから
知っていたから
悲しくはなかった
ずっとほしかった言葉だった
聞けただけで嬉しかった
なんて素敵な嘘だろう
目に見えないからこそ
ただじっと見つめてる
虹色の嘘
「そばにいたい」と言った
あなたは誰かを思い浮かべてた
それがわたしなら
もっと心が揺れた
でも揺れてないから
分かっていたから
さみしくはなかった
ずっとあこがれた言葉だった
聞けただけで満ち足りた
なんて素敵な嘘だろう
信じられないからこそ
ただずっと信じてる
虹色の嘘
今までになく美しい
すべて思い出になったから
過ぎてしまえば美しい
やがて消えゆく思いだから
なんて素敵な嘘だろう
二度と会わないからこそ
ただそっと夢見てる
虹色の嘘
誰の言葉か忘れてる
虹の数だけ覚えてる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます