第2話雨の夜

会社帰り、雨が降りすでにあたりは暗くなっていました。

私は後続車にあおられながら下りを運転していて、かなりスピードも出ていたと思います。

あるカーブで、ライトに青い背広が照らし出され、ぶつかる!!と思いましたが、なんの衝撃もありませんでした。

後続車も普通に走っていたので、なんだ幽霊かよ!びっくりさせるなよ!!と普通にそのまま帰宅しましたが、やはり気になったので、翌日のニュースや新聞をチェックしましたが、ひき逃げの記事はありませんでした。

それからしばらくその事は忘れていましたが、なにかの時にその幽霊が出た近くに車を停めて、山の中に入って行ったら、血まみれの車のマットが落ちていてびっくりしましたね。

夜、走り屋が出て、朝ガードレールに事故車がそのまま残っているような峠でしたから、事故で死んだ人だったかもしれません。

その幽霊はその1回だけでした。

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