二度目のありがとう
浅葱ヒカリ
*
ピーポーピーポー
救急車の音が、夜の公園に雨の音と一緒に響き渡っている。
何故か感覚がないはずの私の左手からは、あなたの手の温もりが伝わってくる。
人はいつだって、「もしもこうだったら」と、願う。
しかし、今日みたいな日は、こんな言葉だけでは済ますことができない。
それでも結局は、「もしもこうだったら」と、願い続けている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます