生きる
見えざる黒い手が
私の心を包み込む
守るものであるはずが
いつの間にか
私の心を
固く強く握り締めていた
苦しみの声が漏れぬように
気づかれぬように
そっと唇を噛む
傷口が開き
腫れ上がっても
私は私をおし殺す
崩壊せぬように
今を強く生きよ
私に必要なのは
そのための一歩だ
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