これには「友情」と「努力」と「勝利」に肩組む勢いで「悪事」がデカい顔してるんですよ。この作品の大きな魅力の、その一つ。ぎっちぎちに詰め込まれた「アウトローの人生」描写は鮮烈で、脳が焼かれるかと思いましたよええ。覚悟決まった勝ち気な美人が悪党の美学引っ提げて、いつでも余裕綽々な顔して裏社会をのしあがる。そんなのが好きな奴は読めとにかく。絶対好きになるからさ。
力でのし上がっていく様は痛快で面白いです。説明的な文が、まぁまぁ出てきて長いのが残念です。