第4話
「クッソ、後ろにつかれた」
銃撃音と一緒に銃弾が機体を
周りを見渡したがどこにも居ない
数秒後太陽の方向から
そこから銃弾が発射された気付いた時にはもう遅かった...
3ヶ月前
「これから飛行訓練を始める」
と前倒しで僕達の飛行訓練が始まったのだ、しかしこの訓練もあまり余裕のある訓練をする事が出来ない、国の命令で通常6カ月の所、4ヶ月程で模擬空戦が出来る程までに、と言われているらしい。
早速、教官の紹介がされた教えて貰うのは僕達航空科の人達しかいないため1対1の集中訓練をする僕の教官は速水教官と言う女性の方だった
「私は速水美琴(はやみ みこと)よ今日からよろしく」
速水教官は若くあまり年差を感じなかったが冷静な言葉使いで教官と言う事もあり話しづらかったが
「一菱候補生なにぼーっとしてるの
良いかしら貴方は今から私と一緒に千里に乗りますそんなぼーっとして死にたいのですか
1人で死ぬは勝手ですが私も一緒に殺す気ですか」
と冷たい口調で怒られた。
「まぁいいわ以後よろしく頼むわ早速、千里の外部確認をしなさい」
外部点検は新見教官から習っているので初めてであるがしっかりとできた、その後千里に
乗り込んだ。
千里の中はあまり居心地の良いものではなく
少し窮屈と感じながら計器の確認し
「計器の確認終わりました」
「良し間違いはないか?ないならそこの発動機の始動ボタンを押して」
遂に発動機を始動させ出力調整機を少しずつ上げた。
「キューン」
独特な発動機の始動する音が聞こえ始めた
「滑走路まで足にあるフットレバーで方向舵を操作してみて」
方向舵を操作し無事滑走路にでることができ滑走路の端っこに止まったそして次々と他の千里も滑走路の端っこに止まり始めた。
「一菱候補生貴方の千里の離陸許可が出ましたまず管制塔に合図しなさい、後この機体は5番機だから」
「分かりました」
通信機のボタンを押した後男の声が聞こえた
「こちら管制塔機体番号を言え」
「こちら5番機離陸します」
「離陸許可は出ている準備が出来次第離陸せよ」
「了解」
管制塔とに合図した後教官が
「離陸準備は出来てるわね」
「はい」
「フラップを下げて出力調整機を最大までして」
教官の言う通りにしてフラップを下げ出力調整機を最大まで上げた。
そうすると徐々に機体が推し進められるのが分かった、速度はすぐに100、200kmと過ぎてった
「速度は出てるわね、操縦桿を手前に下げて」
操縦桿を手前に下げたその瞬間機体は上に持ち上がった。
「良し機体が浮いたぞ」
感動の余り、声が出てしまった。
「一菱候補生飛行機が飛ぶのは当たり前です
いいから脚とフラップを上げなさい」
注意され、すぐに脚とフラップを上げた。
速度は時速300km後半は出ていた
「一菱候補生、目印いくつか浮いてると思いますそこを曲がって基地へ戻って下さいしかし始めは難しいと思うんで私がサポートします」
「了解」
あの厳しいことしか言わなそうな速水教官からサポートと言う言葉が出て少しびっくりしていた
一個目の目印が見えてきた。
「右旋回しなさい」
「了解」
右旋回をすると体に始めての体験をした何が起こったかと言うと座席に押し付けられたのだ
「あっそう言い忘れたけど急に旋回すると体にG《加速度》がかかるからね」
「どうすればいいんですか?」
「どうするも、こうするも、そんなん慣れないと戦場で死ぬよ」
(マジか!こんなのに慣れろとか無理だろ)
そう思いながら次の目印でGを感じなら旋回した
「じゃあ次はフラップを出して旋回してフラップの下ろし方はわかるかしら?」
「分かります操縦桿に付いているボタンですよね」
「そうよ曲がる前にフラップを下げて後下げっぱなしだと速度が落ちるから気を付けて」
「了解、目印があるのでフラップを下げます」
フラップを下げ旋回したさっきよりも鋭い旋回をする事ができた、しかし体にはさっきよりも強いGがかかったのだ
(くっきつい)
内心もうこれしか頭に浮かんでこないくらいきつかった
30分程飛行してると教官が
「そろそろ帰還するわよ」
「了解」
僕の千里は帰路に付いた。
少しするとさっき飛び立った飛行場が見え、高度は下げ始めた
フラップを下げ着陸脚(ランディングギア)を出し出力を下げるしかしここからが難しかったのだ
「教官思うように動きません」
「着陸は少し難しいから手伝うわ」
「了解です」
教官のサポートもあり安全に着陸する事ができたそして機体を格納庫まで操縦した。
機体から降りて疲れを感じていたがすぐに教官に呼び出された
「一菱候補生今回の初飛行はどうだったかしら?まぁ課題としては早くGに慣れて下さい
そうしないと敵を撃墜どころか的にされるだけだから」
「了解です」
「まぁ返事だけは褒めてあげる、今日はお疲れゆっくり休みなさい」
(最後に褒められてしまった)
そう思いながら今日の訓練は終わった。
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