神人靈媒日記より 〜靈人との対話/故矢追日聖氏の御靈〜
今回の日記も神人靈媒日記の紹介となります。今回は前回の長髄彦の御魂との会話とリンクしていますね。あの話が真実であるかどうかを検証する内容となっております。
そこで神人さんが協力を仰ぐのが、故矢追日聖氏です。矢追氏の祖先が長髄彦に連なると言う事で、ご登場願ったと言う事のようですね。偉大な靈媒の先達と言う事で、まるで師匠と弟子のような会話となっております。
〜靈人との対話/故矢追日聖氏の御靈〜
私:矢追日聖さんの御靈とお繋ぎください。
靈:そうか。ようやくここまで来たか。
私:色々とお教え頂きたくお願い申し上げます。
靈:それで、何が知りたい。
私:先日、ナガスネヒコの御靈と会話させて頂きましたが、どのようにお考えになられますか?
靈:ナガスネヒコの御靈であるか。御靈は真を伝えられたかどうか? と、言う事やね?
私:はい。御縁深き日聖さんから見られて、どう思われているか? 知りたくなりました。
靈:わしは先祖にあたる故、敬愛に値する存在であり、わしが学ばせて頂いた事実とは異なる点もあるようだなぁ。
私:それはどのような点かお教え頂けますか?
靈:まず出所は、と言う事じゃがのう、1人の出所か? それぞれ先祖の出所か? で異なる。どの系図を指して申すのか? 申したいのか? であろうなぁ。こちらに来られた方々の系図で申すか? こちらにおられた方々の系図で申すか? で、印象は異なるであろう。
私:父方なのか? 母方なのか? と言う事ですね。
靈:そうじゃのう。わしはどちらもあると申したいのじゃ。有名な方だけが真実ではないであろう。良く思われたければ、一部分だけ掻い摘んで申すのであろうがのう。
私:はい。わたしはそこまで探究しませんでしたから、聞いたままでしか判断出来ません。
靈:そうじゃろう。お前さんに対してはそのように申したいと言う話じゃなぁ。
私:なるほど。では中々真相をお聞きするのは難しいと言う事でしょうか?
靈:そうではなくて、繋がりの度合いによるものよのう。縁にも色々あるじゃろう。
私:はい。
靈:お相手は1人では物申さんぞ。周りの人らの意見も聞いて、お前さんに話しているからのう。名のあるお人であればあるほど、取り巻きがあり、耳貸して聞き入れながら、言葉に変えるからのう。本人の意思だけではないとみないとならんのう。
私:なるほど。では、今回の件では、真相ではないと言う事ですか?
靈:そうではない。印象付けが異なる点があると申したいのう。自分の方を良く見せたいゆえ、そのような言い回しになる事もあるであろう。
私:それはどの点でしょうか?
靈:先祖の意志に沿ってと言うのは、少々異なる。先祖の意志とは言われたままとなるが、そうではないのう。また出所として大陸から来られたと申すは、父方の方の一部の系図であるのう。ほとんどの先祖は地の者であり、縄文時代からおられる人達じゃなぁ。
私:なるほど。
靈:わしは矢追家の祖先は、ナガスネヒコとなっており、地に根付いて来られた王族と知った。小さい国々が多々あった内のひとつの国の王じゃなぁ。
私:大倭の一帯ですね。
靈:そうじゃのう。それはわしが靈人様方より教えられた事でもあったが、不運な一族であったと言う印象が強かったのう。国取りいたす世は、真偽混ぜこぜであるからのう。みんな我の目で申すから、よくよく聞いて練らねばならん。個々の性格もあるし、欲もあるし、恨み辛みで話が誇張される事もよくあるからのう。あの世もこの世も一緒じゃよ。
私:どうすれば見極め出来ますか?
靈:話し合いを重ねてゆくしかないじゃろうのう。縁深くなれば心も開き、実はのう、ともなる。
私:では、縁を育んでからでなければ本当の真相、本音は得られませんか?
靈:そうじゃなぁ。
私:これまでもそのような共通した事は見受けられました。世間に伝えると言う事を前提として対話して来ましたから、やはり本音ではおっしゃってはくださらないと言う事なんですね。
靈:それはそれで良いのじゃよ。表もあれば裏もある。全てを伝える事でもない。靈人とてそれは望んでいないさのう。誰か1人にだけでいいから、打ち明けておきたい話はあるもんじゃ。それを打ち明ける対象がお前さんか他の誰かか? はいずれでもいいんじゃよ。悲観的に捉えなくとも良い。これまで同様で構わないんじゃよ。
私:そうですか。わたしはわたしの靈媒としての姿勢で問題はありませんか?
靈:今は今じゃよ。歳ゆけばまたそれ相応の役回りが来るから、焦らんでも良いし、お前さんは今与えられている務めを果たせば良いのじゃよ。
私:分かりました。では、表に出してゆく内容としては、これまで同様で良いのですね?
靈:そうじゃなぁ。ただそれだけではない表には出せない真相もあるのだと言う事を理解した上で、靈媒をやれば良いのじゃよ。
私:分かりました。表と裏と、正しく伝える部分と伝えない部分とを理解し、靈人方に信頼される靈媒を目指して参ります。
靈:そう言う事じゃ。見極めるとは、その事の学びでもありますぞ。
私:はい。ありがとうございます。今後ともどうぞ宜しくお願いします。
靈:良い良い。よくまぁここまで来られましたのう。わしの跡を継いで下さり感謝申しますぞ。
私:跡を継ぐなど、まだまだそんなものではありません。大した事はまだ出来ておりません。皆様に助けて頂きながらようやく生かして頂けているようなものです。
靈:その気持ちも大事。認めるも大事。課題を見据えて歩む事じゃのう。
私:はい。
靈:わしは何もお前さんと離れた訳じゃないからのう。わしよりも立派な御靈人方がご指導に就かれておるからのう。それで遠くからこっそり時折観ておるんじゃよ。
私:そうでしたか。ありがとうございます。またご指導宜しくお願いします。
靈:充分よくなされてますぞ。まだまだ面白うなりますからのう。縁繋ぎ楽しみになされてくだされ。
私:分かりました。感謝します。
2020年6月24日 神人 拝
いかがだったでしょうか。この対談で分かった事は、靈も人も同じだと言う事です。死んだから突然偉くなる訳でも、突然悟って人格者になる訳でもない。そのままなんですね。ただ、体に宿っているか、体を持っていないかと言う事だけ。
靈だからと言って、ただそれだけの理由で崇めるのでもなく、普通に生きている人と同様の付き合い方をするべきかなと思います。
ただ、だからこそ、中々本心に辿り着けなかったりもするのでしょうね。普通の人同士でも、深く語り合えるようになるまでには時間がかるように。
今回の対話で分かったこと、それは前回長髄彦の御魂が語ったのは、今の神人さんに語れる内容を語ったものと言う事のようです。もっと信頼されれば、更に深い話を聞けるのかも知れないと言う事。そう言う真相もあると言う事みたいですね。
今回の話、こう言うパターンの審神もあるのだなと、靈媒の方の能力の使い方を見させていただいた気がします。これは神人さんが長髄彦との縁のある矢追氏との縁があったからこそ、なのでしょうけどね。
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