神人靈媒日記より 〜縁ある人達〜

 今回は縁についての話を。元ネタは当然のように神人靈媒日記からです。縁と言えば、運勢の法則(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883354901)にも書きましたけど、教派神道系、特に黒住、天理、金光、大本の流れの宗派ではとても重要な要素として捉えられているのですよね。他の宗派でもそうなのかもですけど。


 縁があるから私達はこうして出会っているし、この文章も読んでいるのです。縁がなければ出会いもないんです。そう言う意味で言えば、縁とは接着剤みたいなものですよね。神社仏閣のご利益でも、縁を結ぶ場合もあれば、縁を切る場合もある。どちらも大切ですね、はい。


 と言う訳で、縁の話です。



 〜縁ある人達〜


 縁があるかどうか? は、魂の記憶があるかどうか? と言う事なのだそうです。別に見えない糸で繋がっていると言う訳ではなく、お互いの魂の記憶で繋がっているのだとか。


 過去世において会った事のある人とは、再会すれば感覚的に分かるものであって、特に深い関係にあった人であれば瞬間的にそれが分かるものなのだそうです。その関係性に応じた喜怒哀楽の感情がそれぞれに顕れて、全てに反応してしまうのだとか。

 つまり、初めて会った時にどのような気持ちになったか? と言う事が大事なようですね。


 懐かしい気持ち、愛しい気持ち、会った事のあるような気持ち、とても嬉しい気持ち、とても安らぐ気持ち、後ろめたくなる気持ち、腹ただしい気持ち、苦手な気持ち、切なくなる気持ち、悲しくなる気持ち、苦しくなる気持ち、嫌な気持ち、有難く感じる気持ちなど――その時に感じる感情は色々ある事と思います。

 それらの感情は、過去世の記憶から繋がって来ているものが多いと考えると、おおよその過去世での関係性も想像出来るのではないでしょうか。


 ですから、今生は再会であり、関係性はその続きと言う事になるようです。既に早くから会っている家族や親族、幼なじみ等は、当然の事ながら良くも悪くも縁深き存在と言う事になるのでしょう。


 しかし、場合によっては自分の感情ではなく、自分に関与している近親靈の感情が自分に流れてくる事もあるようです。なので、全てが自分が過去世で会った事のある人と言う事にはならないものなのだとか。

 ただし、その多くの場合は過去世からの再会であるとしか言えないのだそうです。


 勿論、今生で初めて出会う魂もあります。その場合、よく理解出来ない人と言う認識になるみたいです。特に初めて地球に転生してきたと言う魂であれば、良くも悪くも周囲の人を困惑させてしまう事になるみたいですね。


 と言う訳で、今回は魂と魂の御縁はとても不思議な仕組みなのだと言う話でした。


 みなみなうれしうれしたのしたのし

 ありがたいありがたいありがたい

 むーうーるーうーおー



 今回は人と人との縁の話でしたが、縁ってそれだけではないですよね。人と動物の縁、人と植物の縁、書籍やネットなどの情報との縁……ありとあらゆるものが縁によって繋がれていきます。逆に言えば、繋ぐ働きをするものを縁と呼ぶのですね。

 どうかこのエッセイを読んでいる人全てに、良き縁が繋がれていきますように。

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