エメラルド・タブレット
エメラルド・タブレット、その厨二病的な響きにその手の情報が好きな人がすぐに飛びつきそうですよね。このタブレット自体は現存していないそうなのですが、そこに書かれていた内容は写本とかで残っているそうです。
どう言う内容が書かれていたかのかと言うと、錬金術の奥義だったのだとか。
では、話を戻して、エメラルド・タブレットとは何ぞやと言うところから始めますね。詳しい事はググって頂いて専門サイトの文章を読むのが一番です(丸投げー)。
実は私も全然詳しくないんだなこれが(汗)。あるスピ関係の本を読んでいたら出てきたので言葉だけは知っていると言う程度です。素人ですみません(DOGEZA)。
詳しく書かれているサイトの説明によると、エメラルド・タブレットと言うのはヘルメス・トリスメギストスと言う人がエメラルドの板に刻んだ12の錬金術の奥義が記された銘碑の事だそうです。エメラルド板、エメラルド碑、エメラルド碑文などいくつもの呼び方をされているのだとか。
このタブレットはギザの大ピラミッドの内部にあったヘルメス・トリスメギストスの墓のミイラの手の中から発見されたとか何とか。ま、このミイラの話云々は創作だとされているみたいですけど。
現在、この碑文の実物は現存せず、10世紀ごろにアラビア語からラテン語に訳された写本があるのみなのだそうです。1828年にエジプトのテーベの呪術師の墳墓からミイラと共に発見された「ライデン・パピルス」の中に、ギリシャ語のエメラルド・タブレットの最古の写しの断片があり、これ以降伝説はリアリティをもって受容されるようになったってネットの辞書には書かれてありますね。
伝説は伝説として、とにかくそのような内容のものがあったと言う認識でいいのではないかなと言う感じです。
でまあ、肝心のタブレットの内容なのですけど、原文は寓意や隠喩が多く多様な解釈が可能で、卑金属を金や宝石に変えるように、人間の魂を「大地から天へと」と昇華させていく修道過程や、「賢者の石」の秘密を読み解く事が出来るともされているそうです。内容が何通りにも読めると言うのは、古今東西の神秘的な書物に共通する特徴なのでしょうね。
このタブレット、フリーメーソンなどの秘密結社への影響も大きかったようで、万物が一者から生まれたと言う一元論や、上位のものから下位のものが生じ、秩序的連鎖のもとで照応・感応し合っていると言う、存在の大いなる連鎖を主眼とするヘルメス思想の原典と見做させるようにもなったのだとか。うん、ちょっとよく分かりません。
タブレットに記されていた文章で最も有名な言葉は、錬金術の基本原理である「下なるものは上なるもののごとく、上なるものは下なるもののごとし」と言う言葉だそうです。これは何かで聞いた事がありますね。何で知ったかはちょっと思い出せませんけど(汗)。
この言葉はマクロコスモスとミクロコスモス(大宇宙と小宇宙)の相似ないし照応について述べたものと考えられているそうです。宇宙はフラクタル構造であり、フォログラフィック的なものであるとか何とか、私の持っている本には書いてありますです、はい。
興味深い話では1925年にメキシコのユカタン半島のピラミッド内でエメラルドタブレットが複数枚発見されたと言う記録があるのだそうです。
ミュリエリ・ドリールと言う人がその後書籍で発表したそうなのですけど、その本によれば、タブレットは合計で12枚見つかっていて、全て写し取って翻訳した後にまた元のピラミッド内に戻したのだとか。翻訳って、元は何語で書かれていたのでしょうね。
とりあえずこの人の書いた本が日本語訳で出版されているので、気になる人はアマゾンとかで買ってみて読むのもいいかも知れません。少々お高いですけど(汗)。
気になる内容はと言うと、このタブレットは古代アトランティス人のトートと言う名の人物が書いたとされ、『われ、アトランティス人トートは、諸神秘の精通者、諸記録の看守者、力ある王、正魔術師にして代々代々生き続けるものなるが、今やアメンティーのホールに去り行かんとするにあたり、後世の手引きとせんため、偉大なるアトランティスの強大なる智恵の記録を書きとどめんとす』と、書かれていたのだそうですよ。
つまり、エメラルド・タブレットは元々は古代アトランティス文明の遺産だったと、そう言う話のようです。この話もまた真贋論争でアレな感じになっているそうですけどね。古代の話はロマンですから、ええ。
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