拾って育てた可愛い子猫がオナっている最中散った聖水、偶然浴びて超絶イケメン執事にメタふぉした!?

Digital and Analog N

序 話 私の恥ずかしい、あれはもしかして、魔法の聖水?

 ぼくは・・・?なんだろう?、うまれたばかりにゃのでまだ、なまえはもらっていにゃいなぁ。

寒空の中、じっとぼくは体と同じくらいの小さなおなべでうずくまっているにゃぁ。

何かの足音?が過ぎ去るたびにぼくは

「なぁ~~」とか細く声を上げるにゃぁ


 どのくらいたったのだろうか、わからにゃいけど、いつのまにか、冷たいものがぼくのからだに、少しずつおちてきたにゃ。それがしだいにおおくなっていくにゃ。みずはけのにゃいぼくのいれものはぼくのいどころをすこしずつしんしょくしてきたにゃ・・・。


「ちっ、さっきはえらいめにあったでふぉ。おっ、あんなところに猫鍋。キャミはまだ僕をこんどこそは」

「おいっ、そこの肉ダル、それは今、私が見つけたものだ。近づくなっ!」

「ぼっぼぼぼおっ、僕が先に見つけたんでふぉ」

「おだまらっしゃいっ」

「Bぅふぉぉっ」

 深紅のcasualな女性背広を着こなしたその人物は有無を言わさず、その巨体へ傘を差したまま両足をそろえた飛び蹴りを食らわしていたのだ。巨体は公園の池の方へ転がり、池転落防止柵にぶつかるも発射台から放たれるように池へと飛び込んでいた。


 女性は埃粕などみじんもついていないskirtを手で払うと、仔猫のほうへ近づき、傘で、今以上ぬ狙い様にしていた。屈み、自身が濡れることなどいとわずに溺死しそうな、仔猫を抱き上げた。

 更に白の小ぶりの鞄からSmartPhoneを取り出し、電話をかけ始めていた。


 ふにゃぁ、ちゅめたかったのにあたたかくなってきたなぁ・・・。ぼくはいしきがもうりょうとしていたのでにゃきごえをあげられなかった。

「ああぁ、もしもし、カツ君、私だけど、今、仔猫を拾ったのよ。どうすれあいいかなぁ?」

「あねき?はぁぁん、何、突然かけてきて、状況が読めねぇことをいってんだつぅ~~の、ばぁ~~~かっ、東大でてる、姉貴にわからないこと、俺がわかるわけねぇだろうが、病院でも連れてけ病院、じゃぁなっ!」

 電話向こうの女性の弟らしき事物は卑屈交じりな声で答えを返すと通話を切断していた。

「あっ、そっか、そっか、びょういん、病院、動物病院か」

 再び、女性は弟へ電話をかけ、

「ねぇ、ねぇ、カツ君、洞崩公園の近くの動物病院ってどこかなぁ」

「なんだよっ、さっきから、そんなの自分で調べろよっ!何のために賢い電話もってんだよっ」

「だって、私のスマフォ、賢くないし、カツ君に頼んだほうが、はやいもん、頼りにしてるんだよ、ニコっ」

「うるせぇっ、ブすっ」

「あっ、きられちゃった・・・、カツ君のいじわるぅ。しょうがないわねぇ」

 女性は通話を切り、SmartPhoneへ向かって、

「はぁ~~~いっ、おSiriしりぃ~、近くの動物病院は」

『その、よびかた、やめてくださいませんか?』

「近くの動物病院、早く答えてっ!」

『徒歩なら、○○○クリニック:10分、やすらぎ動物病院:15分』

『車なら、E-Arth内ノジマ動物病院:15分です』

「どれが、評判いい?」

『それは、わかりません』

「ちっ、だからつかえないのよねぇ、カツ君なら答えてくれそうなのにぃ」

『もうしわけございません』と音声認識検索は落ちてしまった。

「病院の後、この仔の必要なもの買ってあげなきゃならないからイー・アースの方かな」

 その女性は近くの駐車場に置いていた来る前に戻り、目的地へwine-redのCX-11を走らせた。


 女性はE-Arthの広い駐車場の空いて居る所へ適当に止め、仔猫の衰弱の事を思い、走って病院を探した。

「すいません、この仔をみてもらえませんか、息しているから生きているとは思うんだけど」

「はい、かしこまりました。できるだけ優先して、診察させていただきます」

「どのくらいかかりそう?」

「お待ちのお客様がまだいますので、詳し事はっきりともうせません」


 女性はそのあと会計で手続きを済ませ、併設のPet-shopの中を見回り始めた。

 何を買っていいのかわからない彼女は店員に詳細を伝え、言われたものを記憶し、かごの中に自身の好みに合いそうなものを量を気にせず、入れていた。

 支払いの際も、店員の口にした金額に驚きもせず、鞄から取り出した財布を開き、万札を十枚近く渡していた。帰ってきた小銭、紙幣以外は会計の前においてある募金箱へ流し、紙幣は財布に戻すのでもなく、そのまま鞄の中へ入れていた。

「大きなものは配送でお願いいたします。車に乗せることができてもそのあと自分の手で部屋まで運ぶのはめんどいしね」

「ではあちらで、住所と電話番号を記入してもってきてください。支払いは配送後になります」

 彼女はささっと書き上げ、店員に用紙を渡すと、病院の方へ戻っていた。

 院内に戻ってもまだ、彼女が連れてきた猫の診療は終わっておらず、待合室で小説を読み始めた。

 彼女が本を読み始めてからおおよそ一時間が過ぎたころに、看護師が訪れ、彼女へ声をかける。

「お待たせいたしました。診察が終わりましたので、こちらへどうぞ」

 診察室に促されると、陽気そうないしが、

「よかったですね、あと数分も処置に遅れていたら助からないところでした」

「じゃぁ、」

「はい、もう心配いりません。栄養が行くまで体力を温存させるのに睡眠剤を導入させていただきました。目が覚めたら成分調整乳を与えてあげてください」

「はい、わかりました。それと助けていただいてありがとうございます」

「いえ、いえ、仕事ですから、でも本当に助かってよかったです」


 彼女は医師と看護師に会釈をすると、会計へと向かった。呼び出し街だと理解すると近場の椅子に座り、手のひらの眠ったままの仔猫をめでていた。会計が終わり、院内を出ると電話を取り出し、職場へと連絡を入れ直帰することを伝えた。帰宅後の彼女は手荷物の中から籠のような小さな猫用寝台にその仔を寝かせ、台所へ向かい、冷蔵庫を開けて缶入発泡酒を取り出した。

 缶にpull tabを引きながら、仔猫の所へ戻り、ちょびちょびのみながら、じっと眺めていた。

 発泡酒を飲み終わったころに、仔猫の名前をつけなきゅと考えるも、仔猫が起きたときに整乳をすぐに上げられるようにしようと、出しっぱなしだった袋をまさぐる。

 説明書を読みながら、計量匙で哺乳瓶に粉を適量入れて説明書に書いてあった温度のお湯を注ぎ、氷水に瓶を入れて適温に冷やし始めた。

「へぇっ~、ゴムの先端は自分で開けないとダメなんだ。ちゃんと読まなかったら、そのままあげちゃうところだったわ」

 彼女はそう口にすると、説明書に書いてあったように六ヶ所くらい針で授乳口のゴムに穴をあけていた。


 あっ、そうねぇ、私の自己紹介まだだったわね?宮元唯織みやもと・いおりが私の名前よ、電話越しで私をののしってくれたのは片方の親が違うとかじゃない、両親が一緒の弟、克也君。私の素性はそのうちわかるんじゃない。はい、終わり。私の自己紹介が終わったころに睡眠薬が切れたのか、仔猫が大きなあくびとともに目を覚まして、私の方を見て、つぶらな可愛い瞳で、

「ふにゅ?」

(ぼくは、いきている、たすかったんだ。めのまえのひとにたすけられて)

「あいらしぃ~~~、やっぱおきたからにはごはんよねぇ」

(ぼくはひとのことばはわからにゃかった。めのまのじぶんではにゃいものが、ぼくのくちに、にゃにかをおしあてていた。ぼくはそれがにゃんにゃのか、ほんにょうでりかいし、しゃぶりはじめたのだにゃ。ぼくが、それをしゃぶっているとだにゃ、ぼくでにゃいものは)

「なぁ~~~ん、てなまえにしようかなぁ。ばななぁ、とまとぉ、みかん?それともれもんかなぁ。あっ、きゅうりもいいなぁ。なす、なっす。きゃべえつぅ。ぽてとぉ?にんじん、たまねぎっ、あっ、カレー」

(どれも、なんだか、いやすぎにゃ)

「なっ、にぃにしようかなぁ。たくあん、なっとう。スイカにまんごう、パパイヤ。ドォ~~リアン。あっ、ぱいなっぷるぅ~~~。それともメロンかな、オレンジかな?もも?ぴーちぃ?、それもちがうなぁ。キウイ?でもやっぱり、りんごかなぁ?」

「はいっ、きまり、今日から君の名前はりんごちゃんに決定です!」

(ぼくがひっしにぎじぼにゅうをのんでいると、きょひもできずにきめられてしまったのだにゃ)

「ふっ、」

「おなかがいっぱいになったんだねぇ。よしよし」

(ぼくがおなかいっぱいになり、かんでいたものをはにゃすと、けっぷをもらしていたにゃ。そして、ぼくじゃないものは、ぼくのあたまをひとさしゆいでなでていたにゃ。おにゃかいっぱいになったぼくは、まんぞくしてねむりについてしまうにゅ)


 私がりんごと名付けた仔猫は一週間を過ぎたころにやっと、歩けるようになっていた。まだ、小さいせいなのか体の大きさに対して、顔が大きく見えるの。でもそれがまた愛らしい。品種はハチワレ、ぶちもなく、きれいに白と黒に分かれていて、お鼻の色は熟しているけどみずみずしい桃のよう。肉球ぷにぷに。

 目の虹彩は雑誌に載っていたのは黄色や黄色に薄く、青が混ざっている猫ばかりだけだったけど、りんごは双眼差異で左がきれいな蒼で、右が橙色に近いOrangeだった。まるで太陽と月みたい。


 あっ、りんごの鳴き声がする。Milk上げなきゃ・・・。


 一月後、弟、克也君に教えたもらった猫のお手洗いのしつけが実り、やっと当初より買っていた専用の場所で初にピッピと大きいほう。踏ん張るりんごの必死顔がこれまた可愛くて眺めてしまっていた。

 離乳もうまく済ませ、今はcat foodでとにかく仔猫用で高級そうなものを与えればいいくらいの感覚で味が数種存在しているようなのだけど、適当に種類を変えて与えていたわ。


 更に一月後、ノジマ病院で初診のころに生後二か月以上で予防接種が受けられると言っていた事を仕事中に思い出し、早退して、りんごを病院へ連れて行った。


 すくすくと成長してゆくリンゴの記録を写真に収め、それをSNSにUpするたびに、弟からは苦言の返事が返ってきたわ。


 更に月日は流れ、半年以上が過ぎた。克也君からLINEで連絡が届き『Appleの去勢したのか?早くやっておかないとマーキングがひどくなって家じゅう臭くなるぞ。別に俺は姉貴の部屋が臭くなったってしったことじゃねぇけどよ(''ω'')』

『ああ、それと手術は予約が必要だからなぁ!』

 克也君は私の事を嫌っているようなそぶりを見せても、ちゃんと気にかけてくれる可愛い弟だなと思いつつ、病院へ連絡を入れて手術の日程を決めたわ。


 去勢の手術が終わり、引き取りに行くと、いずみ洋にの医者が

「予防接種の時もそうだったけど、今回の手術も全然、騒がなかったのですんなりいって、助かりましたよ。本当にいいこですね」

「そりゃぁ、そうよぉ、うちのりんごちゃんは賢いもの」とあいさつを交わし診察室を出て会計を済ませた。そして、すっごくおとなしくなってしまっているりんごの頭をなでながら、帰路に就いた。


 去勢してから数日の間、りんごは元気がなく食事をほとんどしてくれなかった。心配で心配で気が気じゃなくて、仕事も手につかない状態が続いた。どうしてなのか、どうしたらいいのか、調べても答えは見つからず、最後は克也君に聞くと、

『そりゃぁ、人だろうが猫だろうが、なんだろうが、大事なもの切られちまったんだから、ふてくされるっってぇの・・・、何を言わせんだよ、くそねきっ!!Appleにあやまれっ!!』

『あ・・・、うんそうね』

Lineで弟に返事を返してから、

「りんご、ごめんね、私のわがまま勝手で、去勢しちゃって」

 仔猫を抱きかかえやさしく背中と頭をなでる私だった。

「ふにゃぁ、ぺろっ」

 ぼくはだいじょうぶにゃぁ、ただたんにあつさでへばっているだけにゃ・・・・。

(心配無用です。僕は暑さでへばっているだけですから・・・)

「あっ、そうだ、たまには牛乳あげてもいいんだったわよね、りんご。まっててね」

 私が飲み物用器に買ったばかりの牛乳を入れると、リンゴの目が光ったような気がしたわ。そして、ものすごい勢いで飲み干してゆく。飲み終わると口の周りに付着した牛乳の粒を器用に肉球で拭うとそれをなめていた。瓶入れの牛乳を物欲しそうにしていたが、

「今日はもう駄目よ、りんご」

「なぁ~~~」と返事をするとcat foodの入っていた器に向かい、やっと食べ始めてくれた。


 りんごのどんな仕草も可愛く思う毎日、りんごと過ごす日々が楽しかった。

 猫じゃらしや、毛玉、小さなおもちゃのネズミ、どれを使っても、しっかりと反応してくれる。

 私が自宅で仕事しなければならないほど忙しいときは、私の仕事の邪魔をせず、独りで遊んで満足してくれる成長するたびに本当に手間がかからない猫に育ってくれた居たわ。


 最近のネタといえば、私が夕食を長椅子に座りながら食べていると私の腕と脇の間から顔を出し、お皿に乗っている料理を眺めていた。

 お皿に乗っている肉類を食べたいのかなと思い、りんごの口に入る大きさにして千切って、りんごの顔に近づけると、顔を左右に振りる。


 それは、ぼくのたえものじゃないにゃ。だからきをつかってくれなくてもいいにゃ。

(僕が物欲しそうな、顔に見えたのだろうか?でも、それは僕が食べていい物じゃない。だから、気にしないでと返事をした。)


              --- 暑い夏のある日 ---

 私は珍しい猫の遊ぶおもちゃをRaKU天で見つけたので、それを購入していたわ。休みの日に届くようにしていて、今日それが届いていた。スポブラ姿にスパッツ姿で、そのおもちゃを説明書を読みながら、作り、最後に直径50cmくらい、高さは20cmくらいの小さな合成樹脂の水槽に八分くらいの水を入れ、自動で動く、金魚のおもちゃを全部投入した。水に入れると勝手に動き出し、興味をそそられたりんごが近づき、じっとその中に動く、金魚を目で追い、たまにちょっと首を傾げた表情で、動く金魚を肉球でつんつんしていた。

 そのつんつんが次第に激しくなり、水の中に片手を入れ、金魚を掬いあげようと必死になっていたわ。

 最後にはりんご自身が水槽に飛び込み、全部のおもちゃの金魚を場外に出していた。

 猫って、水の中に入るのが嫌いって言っていたけど、りんごはそうじゃないみたいね。私が助けたときに溺れかかっていたのが恐怖心になるよりも耐性になるほうに働いたのかな?

 もちろん、そのせいで回りは水浸しになっちゃったけど、私は叱りもしないで、

「なぁ~~~~んだ、りんご、みずがこわくないんだぁ?なら、いっしょにおふろにはいろうっ!」

 そう、独りごとをしてびしょ濡れのりんごを抱きかかえ、bathroomへと向かった。


              --- 某年12月24日 ---


 私は仕事先、取引先などのクリパを断り、私を誘う男性陣や、基本独り女連合の集いも躱し、りんごと一緒に過ごすことを選んだ。

 名店で予約していた丸鶏焼きと直径6cmの小さなbûche de Noël、それと高さ30cmの飾りつけの樅ノ木。

 自宅に帰り、玄関を開けるといつものようにりんごがぴんっと背筋を伸ばし、立ち膝で出迎えてくれていた。

「にゃぁ~(主殿、おかえりにゃさい)」

「だだぁいまぁっ、りんご」

 私が靴を脱ぎ、廊下を歩き始めると、私の隣よりも一歩下がった感じでついてきた。

 Livingにつくと、まず初めに樅ノ木を出して、電飾をきらめかせた。りんごはすぐに木に近づき、気にぶら下がっている、丸い球に手を伸ばして、遊び始めていた。

 買ってきたものを食卓にならべ、

「りんごぉ~~~、こっちにおいでぇ~」

「なぁ~~~」

 りんごはすぐに私のそばに来てくれたので、三角帽子をりんごの頭にのせて落ちないようにゴムを首に掛けたわ。りんごは嫌がらずにっこりとしたように見えた

 「なぁ~(僕の主はよく、僕に何か被り物をさせたがるにゃ。でもぼくは主のえがおを見たくて、いつもいうとおりにするにゃ)」

「りんごぉ、きょうはわたしといっしょのごはんよぉ。はぁ~~~い、あぁ~~~ん」

 私は買ってきた丸鶏を自分が食べる分を切ってから、りんごの分をとりわけ、りんごの鼻前に近づけた。

「なぁ~、(主殿と同じものを僕が食べてしまうのはいけないとわかっているのですが、主の施しをうけないわけにはいかないにゃ。)」

 二、三回ほど、私の手からりんごに食べさせたのちに皿事、りんごの前に差し出した。

 私は発泡酒のつまみとして、鶏肉を食べていた。

 りんごは自分の分が食べ終わると、さらなる要求もせずに、また樅ノ木に近づき、飾りで遊んでいたんだけど、私がbûche de Noëlを箱から出すと、遊ぶのをやめ駆け寄ってきた。りんごはなぜか乳製品に目がなく、純生cream使用のその洋菓子をみて食卓に両手を乗せじっと眺め、私の方とbûche de Noëlを交互に見やっていた。

「りんご、あんた、乳製品たべすぎて、よくげろっちゃうくから、すこしだけだからね」

「なぁ~~~っ!!」

 嬉しそうな鳴き声を上げながら、私から切り与えられるのをちゃんと待っていた。


              --- りんごを迎えて、凡そ一年頃 ---

 今日は主殿の休暇日、主殿はぼく、りんごの朝食を出して食べることに集中している間、姿を消してしまいました。食事を終えた後は運動の為、僕は広い部屋と長い廊下をいったりきたり、天井まで届く、Cat-towerを登ったり降りたいを30分くらい続けました。

 一人遊びに飽きた僕はおもちゃばこから布でできたたい焼きを咥え、主殿を探す。

 まずはLivingを出てすぐの寝室の扉の前に立つと僕は扉のへの字の取っ手跳躍して両前足でぶら下がり、体重でそれを降ろしました。

 飛びついた勢いで扉が前に少し開くと空いた隙間から頭を入れ部屋全体を見渡した。視覚、嗅覚どちらも使いその部屋に主がいないとわかると、今度は閉じる方向に扉が閉まるように取っ手に飛びつきその勢いで閉め、次の部屋に向かいました。

 浴室・・・、いません。客間①客間②いません。寝室にも居ません。仕事部屋にも居ません。

 大納戸・・・、開けた瞬間そっ閉じです、その部屋に主殿がいるわけがないですね。


 主殿はあたまがよいらしく、とても仕事ができる方でした。異性どちらにも人気があり、よく、この家に遊びに来させては僕を自慢していました。とてもやさしく、豪気で、陽気な方なのですが・・・、どのへやも清潔で綺麗に見えるのですが・・・、ある部屋だけはごみの山。片付けが苦手らしく、家の中が散らかるとすべて邪魔なものをその部屋へ押し込んでしまうのです。

 掃除は基本、Niceキン?ダイスキン?と言う業者を週2回で雇っているようです・・・。


 僕はおもちゃのたい焼きを咥えたまま、部屋中探し回りましたが、どこにも主殿を見つける事が出来ませんでした。

 主殿の気配は感じるのですが・・・、いったいどこにいるのでしょう?

 廊下を耳を立てながらゆっくり歩き、気配を探りました。客間と客間の間の廊下に四角い枠があり、僕はその前に立ち、その枠をじっと眺めた。

 枠の色々な場所を肉球で押してみました。すると一か所が押すと回転して出てくる半円の取っ手が姿を見せたのです。

 僕は器用に先端が鉤型になっている尻尾をそこに引掛け、力いっぱい押し上げてみました。

 少しだけ空いた隙間に後ろ脚を入れ、蹴り押しました。隠し通路を発見です。

 主殿はこの先に・・・、僕は階段を下りきると目の前に扉があった。

 主殿の声が聞こえる。僕が今まで聞いた事のない声だった。

 主殿以外の声も聞こえていた。

 「なぁ~~~」と一声かけ、僕は扉を開けて中に入らせてもらった。

 主殿は僕にまだ気づかない。僕は中の様子を見るとLivingの壁にかかってある長方形の平たい物よりも何倍も大きい平たい物がその部屋の壁にあり、男性同士が絡み合うようにうごめいていた。

 主殿は中央に置かれたゆったりとした背もたれのある椅子に座り、小さく声を出していた。

 僕は主殿の前まで駆け寄り、

 「にゃぁ~(あそんでぇ)」と言ったのですが、その瞬間、僕の顔がびっしょりと濡れてしまいました。

 習性で顔に掛かってしまった物の臭いを嗅いだのちに、濡れた顔を前足で水気を払って肉球を舐めてしまったのです。

 すると僕の体が主殿から見たら、光り輝き・・・、僕の顔についた水気を払い終わると目を開き、主殿と僕の目と目が合い、お互いに

「えっ!」と声をあげました。

「えぇつ、ええぇぇっぇえええぇっぇっぇ!?りんごぉ~、ちょっとちょっと、はい、まわれみぎ。反対方向を向きなさいっ!そんな姿になったんだから、私の言葉が分からないなんて言わせないわよ」

「はい、唯織お嬢様」


 私、唯織は突然の出来事に私自身が下着姿のままで、自慰していたことをりんごに見られてしまったことの羞恥心がMAXで頭の中が混乱していた。椅子から降りて、背もたれの後ろのに隠れて、Tableの上に投げ捨てていた衣服を腕だけを伸ばして、つかみ取って、着ながら、とんでもない美男子になったりんごに見られてしまったことが恥ずかしくて体を丸くした。


「いおりお嬢様、僕は何時までこのようにしていればよろしいのでしょうか?」

 お嬢様と呼ばれることがなぜかうれしかったけど、

「りんご、瞳を閉じなさい」

「はい、かしこまりました」

「そのまま椅子に座りなさい」

「おおせのままに」

 私はリンゴに言葉を掛けながら見ていた映像と音声の電源を切り、

「2時間この部屋で待っていなさい・・・、りんご時間ってわかるかな・・・」

「お嬢様、大丈夫です。人化したことにより、人様の知識も同時に備わりましたので」

「賢い子ね、りんごは」

 私は*iTemを取り出し、弟、克也君に電話を入れ、

「克也くん?今暇でしょ?いまからLineに送る画像の物全部買ってきて」

 *iTem(Apple社のiPhoneに代わる新しい装置で電話の機能がもはや装置の一部にしか過ぎない小さな物になってしまったということから"i"nformation "Term"inalでrとmを重ねることでmだけにみ情報端末の略)

「なで、俺がひまかどうかなんて、あねきにわかるんだよ」

 と返答されると通話を切られてしまったわ。

『秋葉原であれとこれとそれとあれもこれもそれも・・・』

『誰が行くかバカっ、地方に行くなんて面倒』

『克也君、よろしくねぇ♡』

『人の話きけぇっ!くそねきΨ(゜Д゜)Ψ』


 弟は父と一緒に東京の荻窪周辺に住んでいて、秋葉原経由で私の住んでいる地方都市まで公共機関で来るとだいたい一時間半から二時間はかかちゃうけど、弟克也君はMotor cycle乗っているから買い物してからでも二時間はかからないはずだわ。どこで何を買うのか全部指示したし。

 しかし、でもほんと驚きよ、りんごが人間になっちゃうなんて、りんんごの人化した顔を頭の中に思い浮かべるとその美少年プリに顔を赤くしてしまった。

 パッと見の記憶なんだけど、耳は私たちと同じ場所にはなかった。あのひくひくしていた頭についていたのがやっぱり耳?それと尻尾も残っていて、ちゃんと動いていたわ。

 髪の色は煌びやかな漆黒に真ん中少しだけ着け毛のように純白色した髪がふんわり乗っているの。

 均整の取れた全身、筋肉も細マッチョでほれぼれしちゃう。

 私は危ない想像を椅子の影で悶々としていると

『どこにいるんだっ!来てやったのに』と克也君からLineが入った。

『地下室まで降りてきて』と返事をするとりんごを見ないように、廊下へでた。

「またちかしつで、わるいことしてたのか?」

「かつぅやくぅんきてくれてありがとう。なんでよけんのぉ」

「ばかかっ、きもちわりぃだきつこうとすんな。でこれどうすんのよ」

「中にはいって、りんごに着せてあげて」

「ああ、ついに妄想が暴走しちまったのか」

「いいから入ってっ!」

「おまえ、アップルなのか?・・・、ああ、まちがいなさそうだな」

 弟は驚きもせず、なぜかそんな言葉を出しながらりんごに近づき、同情と憐みの顔を作って、りんごの下半身を見ていた。

「ええと、その声は唯織お嬢様の弟君の克也殿」

「カツヤデいいよ、様なんて呼ばれる身分じゃねぇし。服自分で切れるか?しかし、大事なもん切られちまってるだなんて、マジ同情するぜ」

「いいえ、仕方がありません。人様と同居するにはそれなりの決まりがあるのでしょうから」

「人間の勝手な押し付けだぞ、去勢なんてよ」

「心得ております。それに無い方がお嬢様に発情して襲ってしまうということもありませんので」

「やめておけ、あんなゴリラ、襲ったら死ぬぞ」

 りんごは克也君の言葉に事務的に淡々と答えを返していたわ。りんごが白い手袋をして、最後に長方形で縦が短めの伊達眼鏡を掛けたところでりんごに飛びつき、人化したリンゴを堪能した。

「唯織お嬢様、本来そうしたいのは私の方ですが、このような姿になってしまったのです。今までの育てて下さった。恩を返す意味で本日からお嬢様のお世話をさせていただきたく思います」

「ええっ、いいよぉ、りんごはそんなことしなくても。・・・、でもやっぱりやってもらわ。働からざる者、食うべからずってね」

「お嬢様に、一つお願いがあります」

「なに、リンゴ?」

「その、りんごと言う呼び名、変更していただけないでしょうか?どうして女性は我々動物に食べ物の名前をつけたがるのでしょうか・・・」

「ぇぇえ~、りんごはりんごっぉ・・・、わかったは流石にそのすがたでりんごって呼ぶのもね。何にしようかなぁ~~~、声が涼やかだから、りぃーん、凛にけってぇ」

「ふじょってんなぁ。ぜってぇそれってなんかのキャラの名前だろう」

「いいじゃない別に、人として呼べる名前なんだから」

「リン、ですか、唯織お嬢様、新しい名前ありがたく名乗らせていただきます。では早速、お嬢様の為に最初のお仕事をさせていただきますね。あのゴミ山部屋を綺麗にすることから始めましょう。お嬢様はどこから見られても恥じぬることがないように。克也殿もお手伝いください」

「えっ、なんで俺が」

 執事服に身を包んだ、凛は嫌がるそぶりを見せる克也君を連れて、地下室を出て行ってしまったわ。

 私、リンは弟殿を連れ立ち、階段をのぼりながら、そっとささやくのです、

「何分、唯織お嬢様と買い物に出かけましたら、目的の物を入手する時間が掛かってしまいます。余計なものも買ってしまうでしょうし」

「正解!よくわかてるじゃん、姉貴の事」

「それに今、克也殿はお金を持っていますので・・・」

「そうだね、姉貴の大事な猫に窃盗させるわけにもいかないっか・・・」

「お早いご理解感謝します、克也殿」

 弟殿は外に出る前に大きな布を取り出し、

「これ、バンダナってんだけど、頭にこうして巻いて置け。そのまま連れ出すにはそに耳目立ちすぎるからよ」

「お気遣い痛み入ります、克也殿」

 人化したばかりの凛は主の住む周辺の事を知らなかったので主人の弟についてきてもらったのだ。

 弟の克也も唯織の住んでいる地域住人にではないのでわからないことだらけだが、人化した猫よりは役に立つ。彼は情報端末で、凛の行きたい場所を選び近場で且つ、評価の高めの所へ凛を克也の自動二輪車の後部座席に乗せて、走り出した。

 買い物中、克也は凛に、

「凛、お前が姉貴に拾われたこと俺、本当はめっちゃ感謝してるんだ」

「どうして、そのように思われるのでしょうか?」

「凛を拾ってくるちょっと前に、姉貴、仕事と、男に裏切られちまってな、表面上大丈夫だなんて気丈にふるまっているけど、弟の俺としては痛々しくて見れたもんじゃんかったのさ。でも、凛を育て始めてから、心持ち直して、仕事のできはずっとすごかったんだけど、それをさらに上回るくらい評価も上がってね」

「感謝ですか?感謝するのは私の方です、生きる意味も分かる前に死んでしまうところ救われたのですから」

「その気持ち持ってなら、うちの姉貴、よろしく頼むぜ。アンナの四六時中相手させられたら、身が持たん」

「私の命尽きるまでお仕えさせていただきます」

 二人はその様に言葉を交わすとどちらが先でもなくほぼ同時に手を出し、それ以上の言葉は無用と言う表情で握手を交わしていた。


 凛は克也と一緒に地元の日用雑貨や食料品の店へ連れて行ってもらいそこで必要な物を買って唯織の家へと戻っていた。

「克也殿、申し訳ないのですが、いまから、私はお掃除をしたいので、唯織お嬢様を見ていていただけないでしょうか?」

「ああ。ああ、わかった、わかった。邪魔されたくないだな。同じ男として、姉貴の身内としてその胸の内分かるぜ、了解した」

「お早い、ご理解感謝いたします」

 克也殿は、快く了解してくださったので、早速、あのゴミ山の部屋へと向かうのでした。

 僕はヴァルサンと書かれた商品を取り出すと中の取扱説明書を見て確かな使い方を確認した。なぜ、僕がこれほどまで人語を理解できるのかは判明しませんが、今は良しとしましょう。

 一つで十分だと書いてありましたが、念には念を入れて、一箱三個入りのそれ全部を投入することにしました。

 克也殿から頂いたバンダナを三角に折り鼻から口を隠すように身に着けると、大納戸(実はちゃんとした部屋区画だった)の扉を開けました。僕の良い耳は部屋隅の数か所で『カサカサッ』と蠢く音がして、本能的に狩りだしたい欲求が沸き起こりましたが、人化して理性と言う感覚を理解してしまったせいで、抑制を掛け、ヴァルサンを仕掛けたのでした。

 煙が出始めたら30分から1時間閉め切り、殺虫との事だったので、扉を閉じました。その際、一匹のGが逃げ出そうとしましたが、Gのご分際で私から逃げられるとお思いですか?足で瞬殺し、汚れたままですと、お嬢様に迷惑をかけてしまうのは必至、足も床もきれいにして、台所へと向かいました。

 僕が台所へ立つと、

「凛、もしかして料理してくれるの?」

「私がそうすることに疑問は抱かないのですか?」

「凛が人化したんだから、何でもありだって思てるわよ」

「やはり、私は唯織お嬢様に拾われて幸せに思います。今のこんな風になってしまった私を受け入れて下さらなかったらと思うと・・・」

「大事な、私の凛がどんな姿になったって、私は変わらないわよ」


 僕はヴァルサンをあの部屋で炊いている間、夕食の準備を始めました。料理器具は一通りそろっておりますが、ほとんど使われてないので綺麗でした。主殿は仕事が忙しいせいなのでしょう、出来合いの物を買ってきてしか、食事をとりません。僕がここで育ててくれている間、主殿が料理をしたことがあるのを見たのは記憶に数えるばかりです。

 和食が嫌いと言うわけではないのでしょうけど、あまり和食を食べていなかったようですので、肉じゃが、揚げ出し豆腐、ほうれん草のお浸し、とんかつはよく食べているのを見ましたので、野菜のてんぷらを揚げた後にまぐろカツをあげてみました。煮干し、かつおだしを聞かせた蜆のお味噌汁。最後に出汁巻き卵。

 全部作っておりましたら、一時間を過ぎてしまいました。

 主殿と弟殿に夕食の配膳を済ませると、

「私はお嬢様方が食事中に残りの作業を済ませますので、ごゆっくりお食事をすすめ下さい」

「りぃ~~んはいいの?あぁもしかして、作っている最中におさかなつまみ食いした?」

「そのようなことしません、では」


 僕は大量の未使用ごみ袋、掃除機、水を張った桶、ぞうきん、消毒剤をもって、あの部屋へと向かいました。作業中に遠くから主殿が「美味しい」と言って下さる声に嬉しく思いながら、掃除をしていました。

 ごみの分別は弟殿が分類表が書いてある紙面を下さったので、それを見ながら、しっかりと袋分けをしていきました。爆炎魔法でも使用して、焦げ炭にしてしまえば楽なのですが、それをしてしまったら掃除になりませんし、被害を考えると真面目に掃除をした方が無難です。

 ごみ袋の種類別に袋の種類も違うのは手間ですが、執事として今後お嬢様に使えていきますのでそういった雑事も面倒などと思はず作業していきましょう。

 克也殿に現代機器の使い方も教えていただいているので、それを使って、ごみの引き取り業者を呼びました。就業の時間も迫っていて、無理だと断られそうになりましたが、交渉に成功して、来ていただけることになりました。

 お嬢様方の夕食が取り終わったようなので業者が来るまで、後片付けをすることにしました。作業中の私にいちゃついてくるのですが、私に唯織お嬢様へ邪魔ですとは申せませんでしたが、克也殿が私の表情を理解してくれて、何とかしてくださいました。お二人にCoffeeとéclairと呼ばれる洋菓子をお出ししてから掃除を再開しました。


 ゴミ山だった部屋のごみが無くなり、塵、埃、G死骸などは・・・、本能がG死骸にも興味を示しうずくのですが・・・、などを掃除機で吸い取り、そのあとは薄めた消毒液を床前面に満遍なく噴き付け、雑巾で床を磨き、水拭き、乾拭きし、可能な限り衛生的にしました。

 最後に換気のためにしばらく窓を開けておくことにして、清掃完了としました。

「コーヒーとエクレアって合うんだな。おいしかったぜ」

「凛、本当にすごいわ。ずっと前から、人間で食べ物に精通している職業の人だって言われても信じちゃうくらいよ・・・、凛を雇用して執事喫茶なんて開いたら絶対儲けられそう・・・、ああ、でも凛は私だけの執事だから今の考えはなしなし」

「次の機会には珍しいコーヒー豆を仕入れて、もっと丁寧に引いて水出し、それを湯煎した物をご用意いたします。克也殿」

「えぇぇ~、なんで克也君に?私が主人なのよ、私に用意するのがすじぃ」

「お嬢様にはいつも美味しいコーヒー、紅茶をご用意したしますので、ご安心ください」

「じゃっ、俺明日も学校だから、かえるわ」

「克也君、来てくれてありがとう」

「もうっ、にどとくるかばぁ~~~かっ!じゃあな、Apple」

「克也殿、お気をつけてお帰り下さい。それでは何れまたお会いいたしましょう」


 弟が玄関扉を閉め帰っていく、と私、唯織は、

「私たちも、お風呂入って寝ましょう」

「準備はしておりますので、どうぞゆっくりとお入りください」

「りんも、もちろん一緒よ。お掃除してくれたんだから、きれいに洗ってあげるね」

「この姿の私に何を言っているのでしょう、お嬢様はまったく」

「戻れないの?」

「わがままですね、お嬢様は・・・」

 僕はお嬢様の言葉に応え、見せたくない変な踊りを披露し、猫の姿に戻っていました。

「これでいいのですね?」

「猫に戻っても言葉は喋れるのね。なら、また人にも戻れるのは当然よね・・・。ありがとう、リンゴ」

 そのあと、お嬢様と湯を浴び、一緒にお風呂に入れていただき、丹念に体毛を乾かしていただくと、お嬢様にお休みの挨拶を掛けてからお嬢様を脱衣所に残し、猫塔の中段に置いてあります、僕のねぐらへと走り、その中へ飛び込みました。

 ですが、寝衣に着替えた、唯織お嬢様に引っ張り出され、お嬢様と同じ、Bedへと寝かしつけられたのです。


「りんご、夢じゃないのよね・・・」と寝入ったお嬢様の呟き、眠っていた僕の耳がその言葉に反応して、お嬢様の頬を尻尾で軽く撫でていました。


 リンゴが人化したのはゆめ?でも翌日起きたら、りんごは凛になっていた。夢じゃなかったんだと嬉しく思ったわ。でも、こんな不思議な事って私にだけ起きていることなのかな?何とか隠し通していきたいけど・・・。

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拾って育てた可愛い子猫がオナっている最中散った聖水、偶然浴びて超絶イケメン執事にメタふぉした!? Digital and Analog N @daan

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