夜食

出雲 誠

夜食とくそ店長と僕の深夜。

僕は当時バイトに明け暮れるしがない学生だった。

その日も夜遅くまでバイトで家に帰ったのは三時だった。

「はあ、疲れた、まじあのくそ店長死ねばいいのに」

ため息交じりの愚痴をこぼしながら腰をおろした。


「ふう、、、おっ、ゆうたかららいん来てる、風呂入る前の俺の愚痴の返信かな(笑)」

「っと、くそ店長からもらいん来てるし、、シフト代われって、やなこった、無視無視、、それよかゆうたに返信しよ」


「えーっと、今さ噂したらくそはげ店長かららいん来たし、日曜のシフト代われとかほざいてるから無視してるなう(笑)と、それよか日曜映画観にいかね?今やってるYOUの名は、とか超見たくてさ(笑)(笑)、、、おっけー送信と」


ピロン


「あれ返信早え、って、店長かよ、返信してねえのにらいんしてくるとかキモ(笑)」

「ん?はあ??!!もうバイト来なくていいってどうゆうことだよ!返信しないだけでガチギレかよ!って、あ、、、誤爆。。。。」


深夜三時半、僕はバイトを失った。


「まあいっか、どうせやめたかったところだし、また新しいバイト探すべ、それよか腹減ったな、カップラ食うべ」


三分後


「よし、できたかなーっと」

僕は片手にスマホ、片手にカップラーメンを持ちベットに向かった。

そして右手に持っていたスマホをベットに投げてカップラーメンを食べようと思い左手を下から振り上げ、その手に持っていたものをベットへと投げた。


「あ、、、」

終わった。

ほんとについてない、僕はそう思い絶望するのでった。


時刻は三時五十分。


死にたくなった夜勤明け激疲れの僕である。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夜食 出雲 誠 @makoto__

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る