作家の幼馴染み

結記

第1話 作家

【 また、あの悪夢の日々が始まる。


毎年毎年、この星が出来たその時から、この星は、終らない戦争を続けている。


いつ終わるかもわからない、なぜ始まるかも分からない。


この星に産まれた宿命。


この星の人々は、この戦争の事をこう呼ぶ。


『百日戦争』と


──俺は、こんな星大嫌いだ。 】




「まさか、作家デビューすることになるとは」


男は、今朝届いた手紙をふらふらさせながら、ぼやめいた。


「二人が聞いたら驚くだろうな」


男は、小さく笑った。


「……………元気かなぁ、二人とも」

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