コンビニの呪い
坂崎文明
アイスクリーム
僕はセブンレブンのアイスクリームが好きで、昨年の夏などはティラミスカキ氷だとか、イチゴ練乳カキ氷だとかはカロリー低いしヘルシーだという記事をクリエーターSNSのnoteにアップしたりしていた。
抹茶練乳かき氷
https://note.mu/sakazaki_dc/n/n877949677957
なんだけど、最近、ロッテのクーリッシュ×カルピスというアイスをよく食べていて、大体、コンビニのアイスは130円ぐらいが相場です。
https://www.lotte.co.jp/products/catalogue/ice/07.html
セブンイレブンがメーカーと組んで人気商品のセブンイレブン独自の味を開発する188円ぐらいの定価の商品もみかける。
ガリガリ君などは安いのだが、大人なガリガリ君グレープ味などは果汁がいっぱい入っていて美味しくてそれなりに高くて、やっぱり、130円ぐらいだったと思う。
http://www.akagi.com/brand/garigarikun/index.html
それが、最近、安売りスーパーがコンビニの近くにできて、ロッテのクーリッシュ×カルピスが75円ぐらいで売ってる訳です。
ティラミスカキ氷はセブンイレブンオリジナルだし、確かにプレミアム感はあるのだが、同じような商品であるグリコの練乳しぐれとか、練乳金時が55円で売ってる訳です。
https://www.glico.com/jp/product/ice/floatandsigure/1857/
これはどういうことなのか?
そりゃ、商品が違うし、コンビニとスーパーは売り方が違うし、僕はかつてお菓子メーカーのルートセールスだったので、アイスは専門ではないけど、スーパーとコンビニのリベート体系(割戻し)とかには詳しくて、セブンイレブンの物流支店を担当してたこともあるので内情はよく分かっている。
お菓子の特売の場合は100円の商品は70円ぐらいが建値(卸価格)で、
売れる商品、例えばグリコのポッキーなどは建値が80円ぐらいだと聞いたことがある。レギュラーで売れる商品は値引きしない傾向にある。
特売の場合は例えば、これに
つまり、57円で納品されて、それに15%ぐらい利益が上乗せされて、切りのいい数字の68円で売られることになる。
100円アイスの建値が60円ぐらいと安いことも予想されるが55円はずいぶん安いし、エブリディロープライスなので、いつでもこの価格で買えるのだ。
話がそれてしまったが、僕が愕然としたのはそこではなくて、そういう価格差を知っていながら、人は何故、コンビニで商品を買ってしまうのか?という点だ。
自分自身が10年以上そうだったのだが、昨日、突然、『その呪い』(敢えて『呪い』というが)が解けてしまって、コンビニに寄らなくなってしまったのだ。
憑き物が落ちたように。
これはどういうことなんだろうと思うが、答えは未だに見つからない。
『呪い』の謎を解く旅に出ようと思う。
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