そばにいてくれてありがとう
君は幸せだっただろうか
動物が怖くて犬が苦手な私に唯一懐いてくれた君は
私といて幸せだっただろうか
自分のことに手一杯で
毎日散歩にはいけなくて
それでも毎日散歩に誘ってくれた君
毎日いってきますとただいまを言っていた
もう庭に君はいない
小学生の時、飛びつかれて服が泥だらけになった
中学生の時、君が怖くなくなった
高校生の時、リードを離したら猫を追いかけていなくなって
それでもちゃんと私のところに帰ってきてくれた
私が生きてきた約半分
昨日まで生きていたのに
昨日も散歩に誘ってきていたのに
今日は、まだおはようすら言ってないのに
誰もいない家に
君がいない庭に
いってきますをいうの?
水が嫌いで濡れるのが大嫌いな君の体は
雨で濡れてた
でも、今見えるのは太陽の光
今日は君が好きな晴れの日になったよ
バイバイ
そういうことしかできなかったけれど
君に伝えたかったのはそんな言葉じゃなくて
大好きだよ、ありがとう
そして、君との再会を願って
私は君がいて心から幸せだったよ
優しい君がどうか安らかな眠りにつけますように
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