愚者の決意

涙を流していいほど

まだ全然頑張れていない


そう思って

今まで泣かないようにしてきた


結果が全て


でもあの日は、

悔しくて、悔しくて

自然と涙が溢れた


他人の前で感情が溢れることは

絶対にない


それなのに



自分のために頑張ることは

ひどく辛いモノだった


期待、不安、いろんなものに

押しつぶされそうで

立っているだけだって辛い


苦しくて立ちどまれなくて

諦められなくて


助けてって誰かに縋りたくもなった


応援されることが恐くもなった


それでもやっぱり前を向いてた



嬉しくて泣いたことは

たぶん一度もない


それは自分が求めてきたものは

絶対に手に入らないものだったから


今こそ望みを叶えよう


自分の手で



自分だけで

今があるわけじゃない


今まで自分を信じてくれた人のために


自分のために


必ず勝利を持ち帰ろう

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