Anlimited Beast
楠木紗綾
序章 Beast
目の前に広がる凄惨な光景
今僕は何をしているのだろうか
ふと顔を下に向ける
目に映ったのは血溜りに映る自分の顔
恐ろしい牙を持つ獣の顔だった
理性を失い本能のまま人を喰らった自分
もはや自分は自分でなく、意識も朦朧としている
ボクハ…ヒトヲ…クラウ…ケモノ…タトエ…ソレガ…モトコイビト…ダトシテモ…ヨウシャハ…シナイ…
機械的にそう呟いた後響き渡る遠吠え
荒々しくもどこか哀しげなその遠吠えは誰にも届くことなく闇夜に消えた…
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