第46話:後妻業の女に渡すのは

 そのあとボクはジュリアにご馳走になった。


 ジュリアと一緒に食事をするだけで幸せだ。まさに胸一杯だ。


 普段なら、もっと食べられるが全然ノドを通らない。



 夢のようなひと時が過ぎ家へ帰宅したのは11時近かった。


 屋敷は3階建ての豪邸と言って差し支えない。


 兄貴が心配するのもうなずける。

 土地、建物だけでも相当のモノだろう。


 確かに、この豪邸をむざむざと見ず知らずの後妻業の女に渡すのは忍びない。


 家政婦のオバさんは帰ったようだ。だが、家の中へ入ると人の気配がした。

「……😓💦💦」

 ゴクリとボクのノドが鳴った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る