第45話:下着泥棒には……

「あ、何でも…、いえ、卵焼きでも簡単なモノでいいですよ」

 声が興奮でかすかに震えていた。


「そう……、ね、ぬるくなかった?」


「あ、いえ……、そうですね」

 まだ、入っていないのだが何か応えないと可笑しい。

「沸かし方、わかる?」

「え、はい…、平気です」

 ヤバい……

 早く風呂に入らないと……


 ボクは直ぐに風呂場で冷水を股間に掛けた。

「ふ~ーー😔💦💦💦」何とか興奮を収めた。


 ジュリアの下着は持って帰りたいが無くなれば、ボクが犯人だとバレバレなので断腸の思いで洗濯機の中へ放り込んだ。


 さすがに変態でも下着泥棒にはなれない。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る