第22話:ジュリアの部屋

 ジュリアの部屋は駅から3分の高層マンションだ。かなりの高さだ。


 当然、オートロックが装備されている。


「うっわ~、スゴいトコに住ンでるんですね」

 ボクは高層マンションを見上げ感嘆した。


「ええ、借りてくれる人がいてね」

 え……? それって、まさかパトロンでも

いるのか…… と思った。


 だが、その予感は後に的中していた事が判明する。


 その時、着信音。ボクのスマホだ。

 着信画面には兄貴の名前が記されていた。

「く、兄貴か……?」









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