道

第2話トイレでバッタリ

居候している時、東側の二部屋使わせてもらっていたのですが、庭から私の部屋を斜めに横切って、裏口にぬける霊道があいていました。

通りすがりにいたずらしていく人もいるので、叔父には内緒でお清めの塩をまいたりしていました。

しかし、ある晩、トイレでバッタリ。※トイレの横に裏口があります。

下をむいて用を足していましたが、いる!!と思って顔をあげると、真っ正面に知らないおじさんが立っていました。

もちろんトイレに人が立つスペースなんてありません。

様子を見てましたが、どきそうにないので、仕方なく立ち上がり、そのおじさんをすり抜けて、トイレを出ました。

短髪の中年のおじさんでした。

身長はちょうど同じくらい。

トイレから出て、もう一度ドアを開けてみましたが、もういませんでした。

びっくりさせないでほしいですよね。