5


1


走るのは俺の方かよこの師走クスリもらいに”せんせい”巡る



2


右見ても左を見ても泣いているのにそら涙はむつかしむつかし



3


愛してますの文字おもっきり破り捨てただひとりジュースを飲む




急に迫られても の呈で目をそらし口実探す間




勝者も敗者も甘えたがるその勝負に乗ったくせにさ




廊下にゴミが置いてある拾うのか知らぬふりかを人は見ている




ごきぶりの頭つぶしてご満悦けんか終わればその足で去る




すみっちょにて縮こまるかたつむり雪の降る夜に優しく捨てる



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短歌記憶帖7 森の 仲間 @Morino_miya

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