短歌記憶帖7
森の 仲間
1
1
かんざしと耳の巻き貝比べたる妹よ嫁入りは明日
2
雨降りの電車の中で世を捨てる耳を押さえた小指分だけ
3
眼に染むや駅舎は子を取り込みて鉄車かすかに宙へ浮く
4
過ちをアナタ許してくれますかのチラシ破りわたし缶ジュース飲む
5
ひる足を引きつ着いた夕飯時家族写真を3枚増やす
6
嫌だいや死にたくないと女は言い俺もそうだよと言えずに終わる
7
12のきみの恋はまだ18の膚を鞣(なめ)して待つも
8
こんな君でもはっきりとしてる女でも死ぬかああ何時だいつだ
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