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「おお?なんだコレ…?」



女の人が持ってきた珍しいキノコで色々な調理方をスキルを使って試してる彼女が呟く。



「…『進化』?」



網で炙り焼きにしてるキノコの付与効果に彼女は首を傾げる。



「…うーん………とりあえず食べてみるか」



彼女は腕を組んで考えた結果、実際に効果を確かめてみる事にしたらしい。



「ふぅ…おお、良い匂いだな」



彼女がキノコを摘むと休憩中の青年が冷蔵庫から飲み物を取り出して声をかけた。



「…?」



彼女は無視してキノコを食べるも特に変わった様子は無い。



「?なにをしてるんだ…?」



鏡でステータスや隠しステータス、クルクル回りながら自分の姿を見ている彼女を青年が不思議そうに見る。



「…あっれー…?」



確認出来る限りではなんの変化も起きてない結果に彼女は不思議そうに首を傾げた。



「…どうかしたのか?」



首を傾げて腕を組む彼女に今まで邪魔にならないようにと離れていた青年が近づきながら問う。



「…いや、初めて見る付与効果だったから食べてみたんだけど…効果が無いっぽい」


「…初めて見る付与効果?」



彼女の言葉に青年は興味を持ったように聞く。



「ん」


「どんな表示だったんだ?」



頷くだけの彼女に青年が詳細を聞くように尋ねる。

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