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「…だから俺の居場所が分かったのか…」



男は疑問が解けたのか納得したように呟く。



「…それよりあの飛空艇とやらは?」



上空に見えないが…と女の子は空を見上げて問う。



「アレならば『ストック』している、一応召喚獣と同じ扱いだからな」


「…あんな巨大な召喚獣など聞いた事ないが…」



男の返答に女の子は反応に困り微妙な感じになる。



「…まあ見た目も構造も機械と大差無いわけだから召喚『獣』という表現があっているのか…」



どちらかと言えば召喚機になるような…と男も微妙な反応を見せた。



「…どちらにせよ、あそこまで巨大な物を召喚するのだ…強大な力である事に変わりはあるまい」


「…確かに…だが9割ほど彼女のおかげだ、俺だけではあんな物は作れない」



褒めるような女の子の言葉に男は賛同しつつも首を振って否定するような事を告げる。



「…?貴方が作ったのでは?」


「…作ったのは俺だ、俺が一人で作ったのだが…なんて説明したものか…」



女の子の疑問に男は腕を組んで首を傾げて考え始めた。



「…?…まあいい、ソレは後から聞くとして、今は本部に向かうのが先だ」


「…そうだな」



女の子は不思議そうに首を傾げるも指示をすると背を向けて歩き出す。



男も深く考える事を止めて女の子に賛成し後をついて行く。



「…そろそろ昼時か…本部に行く前に昼食でもどうだ?」


「…いいのか?」



女の子の提案に男は意外そうに問いかける。

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