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「「「「ギイイ!!」」」」



鳥のような魔物が全体で一斉に鳴くと青年が立ち止まる。



そしてゆっくりと袋から彼女から渡された小袋を取り出すと、魔物から目を離さずに中身である焼きキノコを自分の少し前に投げた。



「…頼むから、食べてくれよ…!」



祈るように呟いた青年はまたしても降参のポーズを取ってゆっくりと一歩ずつ後ろに下がる。



「…?」



青年が、一番近づいた距離から倍近い距離を下がると、鳥のような魔物が警戒しながら焼きキノコに近づく。



「…!クエエ!クエエェ!!」



そのまま不思議そうに鳥のような魔物が焼きキノコを食べると嬉しそうに小躍り?した。



「…俺の、話を聞いてくれるか…?」


『…人間が我々に何の用?』



その様子を見て青年が話しかけると鳥のような魔物が聞いてくる。



「…俺は、謝りにきた」


『謝る?何を?』



青年が用件を言うとまたしても聞き返した。



「…その亜種にしてきた事を、だ」


『…我々の同胞を変えた事か…』


「騎士団には後から謝罪させる、が…今は俺が代表して謝罪する、本当に済まなかった!と伝えてくれ」



鳥のような魔物が亜種の方を向くと青年が頭を下げて謝り、ソレを通訳するよう頼む。



「クルル…クエー、クエー」


「…!グアッグアッ!」


『謝った程度で我が今まで受けた痛みを忘れられるか!と怒っている』



喋れる方の魔物が伝えてると亜種は怒ったように鳴き、その意味を通訳する。

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